「自分らしい未来」はどう見つける?法政大学の学生45人が考えた、これからの就職活動

2026-10-30 08:00

就職活動と聞くと、企業の知名度や給料、安定性などを基準に仕事を探すイメージがあるかもしれません。しかし、本当に自分に合った仕事を見つけるには、まず「自分が何を大切にしたいのか」を知ることも重要です。そんな就職活動のあり方について、大学生たちが自ら考え、アイデアを出し合うイベントが開催されました。

2026年10月8日、法政大学キャリアデザイン学部の田中研究室とライフイズテック株式会社が連携し、学生向けイベント「MY JRNY(マイジャーニー)」を実施。45人の学生が参加し、AIを活用した就活アプリ「JRNY(ジャーニー)」を実際に使いながら、自分らしい仕事選びを支える新たな機能や活用方法を考えました。

企業に選ばれることだけを目指すのではなく、自分自身が納得できる未来を選ぶために何が必要なのでしょうか。学生たちの発表やイベント後に寄せられた声からは、これからの就職活動を考えるうえで大切なヒントが見えてきます。

就活で大切なのは企業選びだけじゃない?法政大学で「MY JRNY」を開催

就職活動のスタートが早まり、活動期間も長くなるなか、学生たちにとって「自分に合った仕事をどう見つけるか」は大きなテーマとなっています。企業の知名度や採用試験への対策に意識が向きがちですが、自分がどんな仕事にやりがいを感じ、何を大切にして働きたいのかを考えることも欠かせません。

そんな就職活動の課題に向き合おうと、2026年10月8日、法政大学で学生ピッチイベント「MY JRNY(マイジャーニー)」が開催されました。法政大学キャリアデザイン学部の田中研之輔教授が指導する田中研究室と、デジタル人材の育成などに取り組むライフイズテック株式会社による連携プロジェクトです。

イベントのテーマは、周囲の意見や企業の条件だけに左右されず、自分自身の価値観をもとに進路を考える「キャリア軸就活」。その取り組みの一環として活用されたのが、AIとの対話を通じて自己分析や企業探しをサポートする就活スマートアプリ「JRNY(ジャーニー)」です。

自分の将来を考える学生たちと、就職活動を支援する企業が一緒になって、より納得できる仕事選びのあり方を探る今回のイベント。学生自身の目線から就活の課題を見つめ直す機会となりました。

学生45人が10チームに分かれて挑戦!自分たちが考える理想の就活とは

今回のイベントには、法政大学の田中研究室に所属する学生45人が参加。全10チームに分かれ、就活スマートアプリ「JRNY」を実際に体験・分析しながら、学生ならではの視点でアイデアを出し合いました。

学生たちが向き合ったのは、「どうすれば周囲に流されず、自分らしい考えを持って就職活動に取り組めるのか」という課題です。就活をする当事者だからこそ感じる悩みや疑問を出発点に、JRNYにあったら便利な新機能や活用方法、さらに多くの学生に知ってもらうための工夫などを考え、チームごとに発表しました。

今回の取り組みで興味深いのは、学生たちが単にアプリを使うだけでなく、サービスをより良くするための提案にも挑戦したことです。自分たちの経験や考えをアイデアにつなげる過程は、同世代が抱える就活の課題を見つめ直すとともに、企業がサービスを企画したり、利用者に届けたりする仕組みを学ぶ機会にもなりました。

今回のイベントは、学生たちにとって、自分たちが感じている課題を具体的なアイデアへと発展させる貴重な機会となりました。普段はサービスを利用する立場の学生たちが、今度はサービスをつくる側の視点に立って考える。そんな経験も、今回の取り組みならではの特徴といえそうです。

「自分がワクワクする仕事を選びたい」学生たちが気づいた大切なこと

イベントを終えた学生たちからは、就職活動に対する考え方が変わったという声が寄せられました。これまで企業の知名度や安定性を重視していた学生も、今回の取り組みを通じて、自分が本当に大切にしたいことに目を向けるきっかけを得たようです。

参加した大学2年生は、「大手や安定といった条件だけでなく、自分のワクワクすることやトキメキを追い求めていいのだと実感しました」とコメント。また、大学3年生からは、企業の知名度やオファーに目が向いていたことを振り返り、企業に選ばれるためだけでなく、自分が納得できる進路を選びたいという声も聞かれました。

さらに、別の大学2年生は、仕事を通じて大切にしたい価値観を基準に考えることの重要性に気づいたといいます。印象的なのは、キャリア軸を一度で完璧に決めるのではなく、さまざまな経験や人との出会いを通じて変えていきたいという考え方です。

就職活動では、どうしても企業からの評価や周囲の動向が気になってしまうものです。しかし、今回寄せられた学生たちの声からは、誰かに選んでもらうことだけでなく、自分自身が納得できる道を選ぶことの大切さが伝わってきます。

自分らしい未来を選ぶために、就職活動の新しい一歩

今回の「MY JRNY」は、学生たちが就職活動の課題を自分ごととして捉え、より良い仕組みを考える機会となりました。そこで生まれたアイデアや気づきは、今後のJRNYの開発にも活かされる予定です。実際に就職活動に向き合う学生たちの声が、これからのサービスづくりにどのようにつながっていくのかも楽しみです。

就職活動は、人生の大きな選択のひとつです。周囲と比べたり、目の前の条件に迷ったりすることもあるでしょう。それでも、自分が何に心を動かされ、どんな未来を描きたいのかを考える時間は、きっと無駄にはならないはずです。

企業に選ばれることだけが、就職活動のゴールではありません。自分自身が納得できる道を見つけること。その大切さを改めて感じさせてくれる、今回の取り組みでした。

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