ヘッドスプリングが電力システム実証拠点「HS SmartEnergy Lab YAMAZAKI」を京都に開設

ヘッドスプリングは、2026年11月2日、京都府のオープンイノベーション拠点「アート&テクノロジー・ヴィレッジ京都(ATVK)」内に、電力システムの実証・開発拠点「HS SmartEnergy Lab YAMAZAKI」を開設しました。
電力システムの実証・開発拠点を開設
本拠点は、電力会社の電力量計よりも需要家側に設置された発電・蓄電設備やエネルギー管理設備を活用する、ビハインド・ザ・メーター(BTM)型の電力システムを対象としています。パワーエレクトロニクス技術を活かし、機器の検証やシステム開発、パートナーとの共同実証を通じて、電力不足や系統接続の課題解決を目指します。※装置の仕様は予告なく変更される場合があります。
HS SmartEnergy Lab YAMAZAKIの概要
名称:HS SmartEnergy Lab YAMAZAKI
所在地:京都府乙訓郡大山崎町字大山崎小字鏡田30番地1 アート&テクノロジー・ヴィレッジ京都(ATVK)内
開設日:2026年11月2日(月)
広さ:約100坪(約330平方メートル)
第一弾の実証テーマ:片方向型蓄電システム
施設での最初の取り組みとして、限られた受電容量でもEV急速充電器などを運用できる「片方向型蓄電システム」の実証を開始しました。本システムは、電力系統と連系しない独立した電力ネットワーク(マイクログリッド)を構成し、あらかじめ蓄えた電力を利用することで、17kWの受電容量から100kW級の出力を供給可能です。また、系統と連系しないため、接続する太陽光発電や蓄電池の系統連系協議が不要となる利点があります。
今後の展開
今後は順次実証テーマを拡大し、京都府と連携した防災拠点や道の駅などでの活用を推進します。また、AIデータセンター向け電源への応用可能性の検討や、施設全体での電気の流れを最適化する実証にも取り組みます。さらに、IoT機器のセキュリティ評価制度「JC-STAR」への対応も進め、北九州市のラボと連携して開発を加速させる方針です。
まとめ
ヘッドスプリングは、新拠点「HS SmartEnergy Lab YAMAZAKI」を通じて、受電容量の制限や系統接続の課題を克服する新しい電力システムの開発を推進します。今後も産学官の連携や技術検証を深め、効率的なエネルギー利用の実現を目指します。