物事の状態や調子のことを「コンディション」と表現します。
これら「コンディション」は色々な場面で使用される言葉です。
しかし、これら「コンディション」はどこから来た言葉なのでしょうか?
今回はそれら「コンディション」という言葉について解説します。
特にここではその意味はもちろん和製英語なのか外来語なのかどうかも説明します。
「コンディション」とは
まずは「コンディション」の意味について見てみましょう。
「コンディション」の意味
「コンディション」とは物事の状態や調子のことです。
この場合「心身のコンディションを整える」のように使用します。
状況によっては条件という意味で使用されることもあります。
その場合は「最悪のコンディションだ」のように使用するのが特徴です。
これらはしばしばスポーツやビジネスの世界で使用されます。
実際に選手や社員の状態や調子の表現として多様される言葉です。
それだけでなく競技場や職場の条件という意味でも使用されます。
このように幅広い状態や調子や条件を指すのが「コンディション」だと覚えておきましょう。
由来は英単語の“condition”
ちなみに「コンディション」は英単語の「condition」からそのまま来ていると考えられています。
英語の「condition」も状態や調子を意味するのが特徴です。
状況によっては症状や具合、様態なども意味するのだとか。
さらには事情や制約、情勢などの意味も持っています。
それらの意味合いがそのままカタカナ語として広まったとされています。
「コンディション」の用い方
では「コンディション」はどのように使用するのでしょうか?
ここからは「コンディション」の使い方をまとめます。
ベストコンディション
「ベストコンディション」とは特定の状態や調子が限りなく良いことを言います。
このように「コンディション」はある条件下における物事の状況を言う言葉となります。
例えば、体調が最高であることを「ベストコンディション」と言うわけです。
特に体調が優れているという表現の中で最も上位を意味します。
これらはスポーツやビジネスの世界で使用されることが多いかもしれません。
コンディション不良
競技の世界では「コンディション不良」という言葉も耳にします。
中でも競技においては選手の状態や調子を「コンディション」と言います。
これらはやる気の有無はもちろん怪我の有無なども含まれるとか。
例えば、骨折や捻挫、関節痛や腰痛、肩痛などあらゆる怪我を言うわけです。
実際に肉離れや突き指なども「コンディション不良」と言えます。
その他、選手の調整不足なども「コンディション不良」となるでしょう。
逆にそれらの怪我に対して調整することを「コンディションを整える」などと表現するのが特徴です。
「あいにくのコンディション」はどんな状況?
日常会話では「あいにくのコンディション」などのように表現されることもあります。
これは特定の行動に対して最適な状況ではないことを言います。
例えば、屋外でサッカーや野球をやる際に小雨や雨が降っている状況を「あいにくのコンディション」と言うのです。
また、スキーやボードをやる時に雪があまり積もっていない状況なども言います。
このように天候などが最適でないことも意味するのが特徴です。
ただ、一律に曇りや晴れとは言い切れない側面もあります。
そこは使用する状況に合わせて使い分けたいところです。
「コンディション」の類義語
最後に「コンディション」の類義語も見ておきましょう。
塩梅
「塩梅」とは物事の具合や程合いのことです。
特に健康状態について意味することが多いです。
それらの点が「コンディション」と重なるかもしれません。
ただ「塩梅」は料理において塩加減を意味することもあります。
そこは使い分けが必要となると覚えておきましょう。
前提
「前提」とは特定の物事が成り立つための前置きとなる条件のことです。
それらの点が「コンディション」に通ずるのではないでしょうか。
なお、これらの言葉はもともと推論などで結論を導く基となる命題を意味していたそうです。
そこから前置きという意味で広まったのだとか。
シチュエーション
「シチュエーション」とは特定の状況のことを言います。
中でも特定の場面や立場などを意味する言葉となります。
それらの点が「コンディション」と似ていると言えるでしょう。
なお、これらは映画や演劇においては意味も変わります。
それら特定の作品では登場人物が作中で置かれている状況も言います。
簡単に表現するなら境遇や局面とも言えるかもしれません。
そこは「コンディション」とは若干異なるので注意しましょう。
まとめ
「コンディション」は物事の状態や調子を言う言葉です。
これらは英語から来た言葉がそのままカタカナ語となったと考えられています。
そのため、和製英語ではなく外来語と言えるでしょう。
ただ、使用する場面によって意味合いが変わることもあるので、その点は注意しておきたいところです。