犬を『不幸』にしている飼い主の特徴5つ　絶対やってはいけない行動に「最悪」「犬を飼う資格ない」

犬を飼うことは決して簡単に決めていいことではありません。なぜならば、その犬の生涯を背負うということだからです。今回は、犬を『不幸』にしている飼い主の特徴を紹介するので、自分に当てはまっていないか改めてチェックしましょう。

「犬を飼う」ことはその犬を幸せにする責任を持つということ

毎年多くのご家庭や飼い主さんが犬を家族に迎え入れています。新たに幸せな家族の元へと迎えられる犬たちのことを考えると、とても喜ばしいことですよね！

しかし、手放しで喜べる話だけではないことも事実です。中には犬を飼うことを軽視していたために、犬にとって十分な生活環境や愛情を与えることができず、愛犬を不幸にしてしまう飼い主がいることも否めません。

犬を飼うということは、その犬の尊い命に責任を持つということです。犬の生涯に責任を持ち、幸せにする責任を持つことを意味します。自分だけでなく愛犬のことを考えた生活環境や生活スタイル、コミュニケーションを日々意識しなければなりません。

犬を『不幸』にしている飼い主の特徴5つ

飼い主の中には愛犬の存在を軽んじているあまり、犬を不幸にしている人もいます。自覚がないならば、尚更その犬は生涯不幸な環境で過ごさなければいけないことも大いにあり得るのです。

ここでは、犬を『不幸』にしている飼い主の特徴を紹介するので、改めて自分が当てはまっていないか再確認しましょう。

1.自分中心の生活が抜けず犬にとって悪条件の環境で過ごさせる

犬を飼うことで、生活スタイルや生活環境を大きく変えなければならないことは当然といえます。今まで自分や家族のことだけを考えればよかった生活環境から、愛犬が安全に暮らせる生活環境へと配慮しなければなりません。

しかし自分中心の生活が抜けず、犬にとって悪条件の環境で過ごさせている場合は、愛犬がヒシヒシとストレスを抱え込んでいる恐れがあります。

きつい香水やルームフレグランスの匂い、犬に適していない室温、愛犬が誤飲しがちなものが放置されっぱなし…など、改善できる部分は早々に見直しましょう。

2.愛犬との時間を設けず毎日愛情を注いであげていない

飼い主にも自分の時間があることは十分理解できます。しかし、だからと言って愛犬との時間を設けずに愛情を注いでいないと、犬は愛情不足から強いストレスや孤独感を抱えることになってしまいます。

愛犬が「かまってほしい」とアピールしているのに、長時間無視したり追いかけたりしていませんか。必要以上にひとりぼっちで留守番させていませんか。

毎日のスキンシップや散歩中でもコミュニケーションや遊び、お世話などを通して愛犬が安心できるような方法で愛情を伝えてあげましょう。

3.自分の生活スタイルを崩せず愛犬のお世話や日課を疎かにする

犬を飼う前は遅い時間まで友人や同僚と外食を楽しんだり、自由に宿泊を伴う旅行を楽しんでいたという人も、犬を飼うとそのような自由な生活スタイルを大きく変えなければいけない部分も出てくるでしょう。

しかし自分の生活スタイルを崩せず、愛犬のお世話や日課にかける時間を疎かにしてしまう飼い主が時々います。

「お酒を楽しんでいたら帰りが遅くなり、散歩に行けなかった」という日が続いてしまえば、犬は1日中外に出ることができずストレスを溜め込んでしまいます。こうして幸福度が下がってしまい、愛犬が不幸になってしまうのです。

4.思い通りにいかないからと怒鳴ったり体罰を加えたりする

犬は人間の言葉をすべて正確に理解することはできません。もちろん、人間の言語を話すこともできません。そのため、飼い主と愛犬で意思疎通を図ることは簡単ではないでしょう。

それゆえに思い通りにいかないからと大きな声で怒鳴りつけたり、「しつけ」と称して体罰を加えたりすることは許されません。この行為は正しく愛犬を叱る行為ではなく、ただ恐怖で支配しているだけです。

愛犬を叱るときやしつけを行うときは、犬の習性を理解した上で正しい方法でトレーニングを行いましょう。

5.愛犬の体調に異変が生じても適切な対応を取らない

「愛犬の様子がいつもとは違う」と感じた時は、一緒にいて様子を見たり必要に応じて動物病院に急遽連れていく必要があります。

しかし、自分中心の生活を送っている飼い主の中には、そのような体調不良も気にせず自分のスケジュール通りに事を運んだり、そのまま放置してしまう人も…。

また、金銭的に余裕がないから医療を受けさせられないという人もいますが、それは犬を飼う前に金銭面も含めて、しっかり十分にお世話できるかどうか考慮すべき問題です。

毎年義務付けられているワクチン接種はもちろん、年に1回の健康診断や状況に応じて必要な治療を受けさせることは怠らないようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか。多くの飼い主さんにとって、当たり前である愛犬に配慮した生活環境や生活スタイル、コミュニケーション方法でしたが、努力すらしていない飼い主を時々見かけます。

犬を飼うということは、その犬の命に責任を持つということです。今回、1つでも項目に当てはまってしまった飼い主さんは、すぐに自分の愛犬への接し方や配慮の仕方などを見直し、愛犬を幸せにしてあげられるよう努力しましょう。