皆さんは愛犬の「フンッ」と鼻を鳴らす様子を見たことはありますか。一体何をしているの、と不安になりますよね。今回は、犬が鼻を鳴らすときに考えられる理由や病院へ行くべき症状を紹介します。
犬が「フンッ」と鼻を鳴らすときに考えられる5つの理由
時々、犬が「フンッ」と勢いよく鼻を鳴らすことはありませんか。何か不満があるのかなと不安になってしまいますよね。ここでは、犬が鼻を鳴らす理由について紹介します。
1.嗅いだ匂いを消している
クンクンと何かを嗅いだ後、あるいは偶然強い香りを嗅いでしまった後に「フンッ」と鼻を鳴らすことはありませんか。この場合は、嗅いだ匂いを消している可能性が高いです。
一度、鼻腔にこびりついた匂いをリセットするため、勢いよく「フンッ」と鼻を鳴らすことで嗅いだ匂いを消そうとしているのでしょう。
2.鼻の中に入った異物を取り除いている
何度か「フンッ」と鼻を鳴らしたり、前足などで鼻を気にする様子を見せているときは、鼻の中に埃などの異物が入ってしまっている可能性があります。
鼻の中に入った異物を鼻息で取り除こうとしているのです。何度も気にしている様子を見せている場合は、一度飼い主さんが確認してあげましょう。
3.威嚇や不満などの心理状態を表している
苦手な犬や人が近寄ってきたときや、飼い主さんがなかなか構ってくれないときに「フンッ」と鼻を鳴らすことがあるでしょう。これは威嚇や不満など、ネガティブな心理状態を表しています。
知らない相手や苦手な相手に「フンッ」と鼻を鳴らしているときは、「近づかないで」というサインです。近づいてしまうと吠えたり唸るなど、本格的な威嚇行為に移る可能性があるので注意してください。
4.飼い主の気を引こうとしている
どこか甘えるように見上げながら「フンッ」「フーッ」と鼻を鳴らしているときは、飼い主の気を引こうとしている可能性が考えられます。
特に飼い主の方を見ながら鼻を鳴らしていたり、飼い主の近くで何度も鼻を鳴らしている様子であれば、飼い主に「構ってほしい」「こっちを見て」とアピールしているのかもしれません。
5.病気の可能性も疑われる
慢性的に鼻を鳴らす様子が見られる場合は、病気を患っている可能性が疑われます。体調不良により鼻が詰まっていることも考えられますが、肺や気管支に炎症が起きている可能性もあるので注意が必要です。
他にも気管虚脱など呼吸が苦しくなる症状が起きている可能性もあるため、苦しそうな様子が見られたら早急に動物病院へ連れて行きましょう。
どんな症状が見られたら病院へ連れて行くべき？目安を解説
犬が鼻を鳴らすとき、さまざまな理由が考えられますが、病気が原因で鼻を鳴らし続けている可能性も疑われます。以下のような症状が見られる場合は、早めにかかりつけの動物病院に相談しましょう。
- 何度も鼻を鳴らし続けている
- 「ガーガー」「ブーブー」などの異音が出ている
- 苦しそうに呼吸している
慢性的に何度も鼻を鳴らし続けていたり、「ガーガー」「ブーブー」など明らかに異音と思われる音を鳴らしている場合は、一度動物病院で診てもらいましょう。
また、苦しそうな様子を見せていたり普段より元気がない場合も、呼吸がしにくい状態に陥っている可能性があります。早急に動物病院に連れて行ってください。
まとめ
いかがでしたか。犬が鼻を鳴らすときは鼻に違和感を覚えていたり、心理的な理由で鼻を鳴らしていることが多いです。しかし、場合によっては病気が隠れていることもあるので、少しでも違和感を覚えたら動物病院で診てもらいましょう。
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