犬が自分の体をかいてしまう…4つの原因とは?実は皮膚病になっているサインかも

『犬が自分の体をかいてしまう原因』についてまとめました。いつもカキカキしてるな…と感じるときは、犬がかいている部分の皮膚の状態を見てみましょう。異常があればすぐに動物病院へ行きましょう。

犬が自分の体をかいてしまう原因

お腹をかく子犬

一時的な違和感や痒みがあるとき、犬が自分の体をかいてしまうことがあります。飼い主から見ると、(あ、カキカキしてる…)という程度です。

ふと気づくといつもカキカキしているな…と感じるとき、皮膚が真っ赤になるほどかいてしまうとき、内出血や傷や出血が見られるときは、皮膚病を疑うことができます。

皮膚を傷つけてしまっているときは、なるべく早く病院へ行きましょう。皮膚病は、悪化しやすく、治りにくく、ぶり返しやすいものもありますので、今以上に悪化させないことが大事です。

1.歯周病

犬が自分の口の周りをかいてしまうのは、「歯周病」が原因かもしれません。

手を使ってかいてしまうことがよくありますが、後ろ足で強くカキカキしてしまうこともあります。

歯周病は、歯肉に炎症を引き起こし、痛みを伴いやすい病気です。悪化すると、骨まで溶かしてしまうことがあります。

ひどい口臭はしていませんか。歯石がこびりついていないでしょうか。

犬が自分の口の周りをかいてしまうときは、かかりつけの動物病院で歯科検診を受けましょう。歯石の除去や抜歯が必要になる場合もあるでしょう。

2.結膜炎

犬が自分の目の周りをかいてしまうのは、「結膜炎」が原因かもしれません。

強い痒みを伴っているとき、手や足でしきりに目を擦るようにかいてしまうことがあります。目の周りが真っ赤になったり、腫れたり、やめなさい!と咄嗟に止めてしまうほどです。

痛みが伴ってくると、カキカキをしなくなることがあります。このときには、目が開かないほど腫れていたり、涙や目ヤニが多く分泌されたり、白目の部分に充血が見られるようになることがあります。

初めは結膜炎ではなかったかもしれません。痒みを取り除こうとかいてしまったときに結膜を傷つけ、炎症が起きてしまったのではないか、ということも考えられます。

目の周りをかいてしまうときは、なるべく早く病院へ行きましょう。お留守番中、飼い主が見ていないところでカキカキし、悪化させてしまいやすいので要注意です。

3.外耳炎

耳をかくビーグル

犬が自分の耳の周りや中をかいてしまうのは、「外耳炎」が原因かもしれません。

外耳炎の主な特徴は、「耳から異臭がする」「赤黒い耳垢が大量に出る」「頭をブンブン振る仕草をする」などです。強い痒みを伴うため、犬は後ろ足を使ってしりきにかいてしまいます。

外耳炎は、耳掃除をするだけでは治りません。むしろ悪化させてしまうことがあります。

異臭や耳垢の症状が出ているとき、耳の周りや中をかいてしまうときは、すぐに病院へ行きましょう。

4.膿皮症

犬が自分の体をかいてしまうのは、膿皮症が原因かもしれません。

犬の皮膚にはブドウ球菌という細菌が常在しているのですが、免疫力が低下してしまったとき、バリア機能が低下してしまったとき、異常繁殖してしまうことがあります。

普段は悪さをしない細菌ですが、異常繁殖してしまうと、犬の皮膚に強いかゆみが生じます。

赤み・発疹・脱毛・膿疱などの症状が見られ、かいてしまった皮膚にはかさぶたができることもあります。

お腹・背中・脇・股・指間・顔など、膿皮症の症状は犬の全身にあらわれます。犬の手や足が届きやすく、かいてしまいやすい部分は悪化しやすく、皮膚が傷つきやすいです。

膿皮症になると、犬の皮膚から異臭がしたり、湿ったフケが出たり、皮膚がベタベタするなどすることがあります。

治りにくい皮膚病ですので、治療を受けても治りが悪いなと感じるときは、皮膚病専門の動物病院、皮膚病専門の獣医師がいる病院でのセカンドオピニオンも受けてみましょう。

まとめ

後ろ足でかく柴犬

犬が自分の体をかいてしまう原因を4つ解説しました。

  • 歯周病
  • 結膜炎
  • 外耳炎
  • 膿皮症

我が家の愛犬もよく外耳炎になり、耳の中を執拗にかいてしまうことがあります。
とにかく悪化させないこと。どんな小さな症状でも、すぐに病院へ行くこと。皮膚を傷つけてしまう前に違和感や痒みや痛みを取り除いてあげましょう。

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