日本人親子負傷に中国政府「遺憾の意」を表明　拘留の容疑者は52歳男

中国で日本人親子が男に切りつけられた事件について、中国政府は遺憾の意を表明しました。

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中国東部江蘇省の蘇州市で24日午後、「蘇州日本人学校」の送迎バスを待っていた日本人の母子らが中国人とみられる男に刃物で切りつけられ、けがをしました。

捜査当局の発表によりますと、犯行に及んだのは無職の52歳の男で、現在、刑事拘留中だということです。

事件について、中国外務省の毛寧報道官は会見で遺憾の意を表明しました。

中国外務省　毛寧報道官
「私たちはこのようなことが発生したことに遺憾を表す。中国は引き続き有効な措置を講じ、中国にいるすべての外国人の安全を守る」

また、毛報道官は、まだ事件は捜査中だとしたうえで、「捜査当局の初期の判断では偶発的事件であり、このような事件は世界中どこの国でも発生する可能性がある。政府は中国に滞在する外国人の安全を守る」と述べ、政治的背景がないことを強調しました。