きょう富士山の静岡県側が山開きを迎え、多くの観光客でにぎわいました。Nスタが向かった山梨県側では、軽装など無謀登山が相次いでいました。
【動画】富士山で静岡側山開き 山梨側では“無謀登山”が後を絶たず「すごく震えている人を見た」
これはきょう、富士山頂から撮影された“ご来光”の映像。撮影した人によると、美しい風景に魅了されたといいます。
そんな中…
記者
「多くの登山客が山を登っています」
きょう、富士山の静岡側が山開き。3つの登山ルートが開通しました。
登山客
「本当にゆっくり、ゆっくり、安全に登りたいなと思っています」
今年から登山には規制が設けられ、山小屋の予約状況などを「事前登録」するシステムが導入されました。
そのワケが、「弾丸登山」や「軽装登山」などへの対策。一足先に山開きした山梨側の登山道では、午後4時から翌日の午前3時まで5合目のゲートを封鎖し、1日の登山者数を4000人に制限。さらに、通行料を1人2000円徴収します。
こうした対策は抑止力になっているのでしょうか。
きょう、Nスタが山梨側の富士山五合目に行ってみると…
記者
「こちらの方、立派な登山リュックを持っていますが、半袖に半ズボンです」
ほとんどが外国人の登山客なのですが、やはり軽装の人が多く見られます。
こちら、イタリアから来たという観光客はかなりの軽装ですが…
係員
「登山するんですね。ゲートの向こうに行くなら、2000円必要です」
薄着での登山は危険ということで、2人は上着をレンタルしたものの、1人は半ズボンのまま登っていきました。
一方、けさ“ご来光”を見て来たというカップルは、頂上付近で軽装の男性を見たといいます。
強風の中、足がガクガクと震える男性。
アメリカから
「やばい、すごく震えてる人を見たんです。富士山にいらっしゃる方はちゃんと準備してきてくださいね」
静岡側の対策には人数制限などがないことから、ピーク時の混雑が懸念されています。