アメリカのトランプ前大統領がゴルフをしていた際に、コース脇で銃を構えていた男が取り押さえられました。またも命を狙われた可能性があり、FBI=連邦捜査局が捜査を開始しています。
【動画】ゴルフコース脇から“銃口”トランプ氏また暗殺未遂か 容疑者「大いに失望させられた」
トランプ前大統領の暗殺未遂事件が起きたのは今年7月。あれからわずか2か月で、またもトランプ氏を狙ったとみられる事件が起きました。
捜査当局
「シークレットサービスが銃口が突き出ているのを見つけたのです」
事件があったのは、南部フロリダ州にあるトランプ氏が所有するゴルフ場。ちょうどトランプ氏が周辺の道路と接する5番ホールから6番ホールに移ろうとしていた時でした。
実は、JNNは2018年にトランプ氏と安倍元総理がゴルフをした際に、その5番ホールでプレイするトランプ氏らの姿をカメラで捉えていました。ゴルフ場の敷地外からでしたが、厳しい警備のチェックを受けながらも木々の隙間からトランプ氏や安倍氏を撮影することができたのです。
今回は、男がトランプ氏からおよそ400メートルほど離れたフェンスの外側で銃を構えていて、それを発見したシークレットサービスが銃を発砲すると、男は逃走。男が潜んでいた場所には、照準器つきのライフル銃AK47やカメラが残されていて、フェンスにはバッグがかけられていました。
捜査当局
「およそ400メートルの距離でしたが、ライフルと照準器のようなものがあれば、長い距離ではありません」
トランプ氏は安全な場所に避難し、支持者に無事を報告。
トランプ氏
「私は無事で元気だ」
「私は決して屈しない」
一方、逃走した男は取り押さえられ、FBIは暗殺未遂事件の可能性を視野に捜査しています。
アメリカメディアは、逮捕されたのは58歳のライアン・ラウス容疑者と報道。ウクライナ支援のために「戦って死ぬこともいとわない」とSNSに投稿していたことや、2016年の大統領選挙でトランプ氏を支持したものの、「大いに失望させられた」と書き込んでいたことを報じていますが、今回の犯行の動機は明らかになっていません。