俳優の井浦新さん、水原希子さん、三浦透子さん、斉藤由貴さん、永瀬正敏さん、監督の甲斐さやかさんが映画「徒花-ADABANA-」の完成披露上映会に登場しました。
【写真を見る】【水原希子】初共演の井浦新の印象は「天使です」井浦から水原には「熱くて真面目」
本作は、死が近づいている井浦さん演じる「新次」と水原さん演じる臨床心理士のまほろが、病気の人間の治療の為に提供される、全く同じ見た目の”もう一人の自分・「それ」”との物語。
主演の井浦さんは今回、主人公・新次と”もう一人の自分・「それ」”の二役に挑戦。井浦さんは本作の話を聞いた時に、”具合悪くなりました。”と苦笑い。そして、”台本を頂く前に監督の構想を聞かせていただいた時に、「確実に二役だな」ってなって。僕は二役を演じる経験が当時なかったので、「絶対やりがいしかない」とも思ったし、前作の「赤い雪」でも思ったけど甲斐監督の作品に没入するのは、俳優としてどれだけ苦しくて、具合悪くなって、痛くても、それが全て喜びに変わっていくという経験を一度させてもらったので、お話を伺って、また監督の下で無茶苦茶やらせてもらえるって思って、嬉しさも感じながら不安しかなかった”と、当時の思いを明かしました。
水原さんは臨床心理士の役を演じる為に、臨床心理士の方へのインタビューを実際に行ったそうで、”本当に大変なお仕事なんです。病院に勤める臨床心理士の方は、距離感が絶妙で、心を開いてもらわないといけないから自分も開かないといけないし、近くになるほどディープな話になるので、どこまで受け止めて、寄り添って、お仕事として全うするかの絶妙なラインなんです。”と実感を込めて語りました。そして自身の演技について、”新次とまほろならではの絶妙な関係性があるので、「これ大丈夫?」みたいな震えがあったけど、監督の言葉を信じてやっていました。”と撮影を振り返りました。
水原さんは、今回初共演となった井浦さんについての印象を聞かれると、”井浦さんは天使です。”と笑顔を見せました。”まほろちゃんは複雑な子だったので、自分の中でも葛藤があったりしたけど寄り添ってくださって、不安そうにしていたら横に来てくださって、「大丈夫だよ」って言ってくださって。言ってもらうたびに力を抜くことが出来た”と感謝を伝えました。
一方、井浦さんは、水原さんについて”希子さんは本当に真面目です。初めましてで、監督と3人で顔合わせしたときも、臨床心理士の話が止まらなくて、「熱いな」って思って。撮影でも常に現場から離れないで、出番がなくても現場に寄り添って遠くから見守ったり、近づいたり。いつも現場を最大限に楽しみながら、苦悩しながらっていう姿が素晴らしい。熱くて、真面目で、こんなに役と向き合う人だったんだって感動しました”と語ると、水原さんは嬉しそうな表情を見せました。
【担当:芸能情報ステーション】