激戦区「東京7区」の戦い 選挙まであと9日【衆院選2024】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2024-10-18 18:53

政権選択の衆議院選挙まで、あと9日です。激戦区の「東京7区」では、自民党の裏金事件をめぐり、比例復活の道を閉ざされたあの候補が涙の訴え。野党候補は攻勢を強めています。

【動画】激戦区「東京7区」の戦い 選挙まであと9日【衆院選2024】

東京都庁からほど近い、渋谷区の商店街。地元の人たちと握手を交わすのは、参議院から鞍替えし、今回、東京7区から立候補した自民党の丸川珠代元オリンピック担当大臣です。

日比麻音子キャスター
「きょうは応援に安倍昭恵夫人も駆けつけています」

安倍昭恵さん
「今回の選挙、大変厳しい中、主人(故・安倍元総理)と一緒に応援をしてまわりたい」

丸川氏が『政治の師』と仰ぐ安倍元総理の妻・昭恵さんの横で語ったのは…

自民党 丸川珠代 候補
「未来に希望が持てる日本にしてくださったのは、安倍先生だと思います。ほんとに…。政治資金問題で本当にご不信を大きく招いた事に心からお詫びを申し上げたいと思います。私自身に個人の口座での資金の管理や、あるいは使途不明金というものはありません」

派閥の裏金事件では、822万円の収支報告書への不記載が明らかとなった丸川氏。

自民党 丸川珠代 候補
「正しい道を行く者が正しい道を進める政治を、そういう思いで天におられる安倍先生に…」

今回の選挙では党の公認は得られたものの、比例復活の道は閉ざされています。

自民党 丸川珠代 候補
「(Q.今回、訴えたいことは?)頑張ります!」

一方、野党候補はこの政治とカネの問題を争点に攻勢を強めています。

立憲民主党 松尾明弘 候補
「自民党の選挙公約の一丁目一番地が『ルールを守る』と、これ当たり前じゃないですか。なんで国会議員が、国政政党がそんなこと改めて言うのかと」

立憲民主党から立候補する松尾明弘元衆院議員は現役の弁護士。法律の知識を武器に、裏金事件を追及します。

立憲民主党 松尾明弘 候補
「私から言わせれば、刑務所に落ちるかどうかの塀の上を歩いている人たちなんですよ。落ちた瞬間に有罪だし、公民権停止ですから。そういった人たちを何で公認して選挙に出すんだろうというのは、不思議…」

自民党の裏金事件を追及する一方で、それだけでは票には結びつかないとも話します。

立憲民主党 松尾明弘 候補
「裏金の話をするのは、私は序盤戦だけだと思うし、序盤戦だけにしたいとも思っていますね。(Q.どういった政策を進めていきたいか?)最優先としては所得を上げる、手取りの給料を上げることをしなければいけない。一番目の前にあって簡単なのは労働者派遣法を変えること」

街を練り歩き支援を訴えるのは、日本維新の会から立候補する小野泰輔前衆院議員。「打倒・自公政権」を訴えます。すると、こんな一幕が。

自民区議
「『裏金』って呼ばないでください。裏金じゃないんで」
日本維新の会 小野泰輔 候補
「裏金だよ!そんなんでごまかしたりして、全然ダメです」

地元の自民党区議会議員と一触即発の場面も。

日本維新の会 小野泰輔 候補
「(Q.今回の選挙で最も訴えたいことは?)やっぱり、自公過半数割れ。それをしないと日本の政治は変わらない。裏金の話も、当然、国民の皆さんの判断の材料としては考えることですよね。(Q.始まったばかりですが、手応えは?)関心は、やはり皆さん高いんじゃないかと。安倍一強時代の時には勝負は決まってるんでしょうけど」

また、参政党の石川友梨香氏も立候補しています。

参政党 石川友梨香 候補
「税金の出る分が減れば、皆さんは生活にゆとりが出て、もっと子育てがしやすくなるし、結婚もしやすくなると思うんですよ」

訴えるのは、消費税減税や社会保障の最適化です。

参政党 石川友梨香 候補
「今、政府がやっていることは、集めて配る、集めてちょっとだけ配る。そんな手間をかけるくらいだったら、出費を抑えるべきだと思うんですよ」

本来の政策論争が影をひそめる東京7区。有権者の信頼を勝ち取るのはどの候補となるのでしょうか。

  1. 【速報】東京・国分寺市の緊縛強盗事件 被害品“運搬役”の30歳女を逮捕 警視庁
  2. 滞在中の服はレンタルで!訪日客の消費額が過去最高を更新 “立ち寄り先”地方は新たな取り組み【Nスタ解説】
  3. 北朝鮮が特殊部隊の兵士、約1500人をロシアへ 今後ウクライナの戦地に投入か 韓国の情報機関が発表
  4. 【井浦新】変幻自在の人格入れ替わり演技に、永瀬正敏&水原希子も絶賛「私なら泣いちゃうかも」
  5. 【速報】千葉・市川市の住居で強盗傷害 神奈川の警察署に出頭した男を逮捕
  6. 関東で相次ぐ強盗事件に合同捜査本部立ち上がる 警視庁刑事部長は指示役まで「一網打尽にする」【Nスタ解説】
  7. 威嚇する保護猫の口に『おやつをIN』した結果…翌日の光景がまさかすぎると707万再生「忘れたww」「思考停止で草」と爆笑の声続出
  8. 『小さな頃から殴られていた犬』を救うため、25キロも離れた家に通い詰めた結果…思わず涙が出る結末が135万再生「よく耐えたね」「泣いた」
  9. 鈴木亮平さん 西田敏行さんを追悼「心から尊敬しておりました。」大河ドラマで "親子役" で出演
  10. 愛猫が『心の底から楽しい!』と思っているときのサイン4つ この表情を引き出すための秘策は?
  1. 高島屋で販売された『栗きんとん』食べた客27人 「黄色ブドウ球菌」食中毒発症 一部の菓子職人「素手」で製造
  2. 【速報】飲酒運転で一方通行道を100キロ超スピードで逆走か“危険運転致死”などで送検の中国籍の男(18)を“過失運転致死”などで家裁送致 埼玉・川口市
  3. わいせつ目的で女性を押し倒してけがさせた疑いで逮捕の男性を不起訴 東京地検立川支部
  4. 【ドラフト】芸能スカウトも注目の190cm右腕・古川遼が日本学園高初のNPB目指す
  5. 乗用車が燃えながら暴走 9人死傷 中国・福建省ショウ州市
  6. 西田敏行さん 死因は「虚血性心疾患」 所属事務所コメント全文 葬儀・告別式は家族葬に
  7. 西田敏行さん死去 ドラマ共演の芦田愛菜さんが追悼「チャーミングな中にどっしりと重みのあるお芝居に圧倒された」
  8. 「女性に負の影響」国連委が日本の“夫婦同姓”に指摘 “選択的夫婦別姓”の議論の行方は
  9. トラウデン直美「少しずつオープンになってきたのは嬉しい事」元バレー代表・古賀さんが現役時「生理不順がすごいひどくて」と明かすコメントに感銘
  10. 新米の「相対取引価格」は2万2700円で過去最高 2万円超えも調査開始から初
  11. 車が奪われる、住人が連れ去られる…なぜ?これまでにない「リスクある犯行」関東で相次ぐ緊縛強盗【Nスタ解説】
  12. 【気象情報】19日(土)は広範囲で雨の予想 東京都心は30℃と“過去最も遅い”真夏日か