“明治神宮外苑の再開発”で樹木の伐採・移植スタート 「専門家として見せていただきたいと言っている」 現場には日本イコモス国内委理事の姿も

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2024-10-28 17:57
“明治神宮外苑の再開発”で樹木の伐採・移植スタート 「専門家として見せていただきたいと言っている」 現場には日本イコモス国内委理事の姿も

東京・明治神宮外苑の再開発をめぐり、きょう樹木の伐採が始まりました。事業者側は、改めて再開発の意義を訴えました。

1年遅れての着工となりました。

記者
「いま、神宮外苑のケヤキの木が伐採されています」

神宮第二球場跡地ではきょう、解体工事などに伴う樹木の伐採と移植が始まりました。

この明治神宮外苑の再開発。神宮球場などを建て替え、高層ビルも建設する計画です。

事業者側は今年9月、伐採する樹木を124本減らすなどとする見直し案を公表。先週、東京都の審議会へ報告し、当初の予定よりも1年遅れての着工となりました。

しかし現場周辺では…

反対する都民(70代)
「樹木には命があります。その命があるものを切って、それも有名どころのを切って。高い建物の中で私たちは生きていけるでしょうか」

樹木の伐採をめぐっては、これまでにも反対の声があがっています。また、「日本イコモス」の国内委員会が事業者側の見直し案は「不適切」と主張しています。

記者
「午後0時半すぎです。報道陣が中へと入っていきました」

きょう、ゲート前には「日本イコモス」の石川理事の姿が…

日本イコモス国内委員会 石川幹子 理事
「世界遺産の諮問機関『イコモス』の委員として、専門家として見せていただきたいと言っているわけで、工事の邪魔をするわけでもないし」

(関係者)
「本日は報道機関以外の方は…」

日本イコモス国内委員会 石川幹子 理事
「いえ、本日って切られてしまうわけでしょ?切ってしまうわけでしょ?」

すると…。

記者
「いま、石川理事の所に警察官が来ました」

事業者のひとつである三井不動産は、再開発について“4つの意義”を示しています。

三井不動産の担当者
「(神宮外苑を)次の100年に向けて、皆様により親しんでいただけるような場所にしていく、非常に意義のある開発だと」

明治神宮外苑の再開発は、2036年の完成を目指しています。

  1. 「NHKから国民を守る党」立花孝志党首(57)を書類送検 「みんなでつくる党」大津綾香党首(31)に“つきまとい”の疑いで
  2. 死亡の大学生 前日に1人で北海道・江別市内を歩く姿が確認される 顔や上半身を中心に複数のあざ
  3. 「53年間ありがとうございました」イトーヨーカドー柏店が最終日 半世紀以上の歴史に幕
  4. 【台風情報】「非常に強い勢力」の台風21号 沖縄地方では10月30日から11月1日ごろ大しけに 気象庁【台風進路情報と雨・風シミュレーション】
  5. 大谷翔平選手が出場のワールドシリーズ チケット高騰で“900万円超”の席も
  6. 「手をにぎって『またね』と」上皇后美智子さまと面会した編集者・末盛千枝子さんが語る近況
  7. 沢村賞は5年ぶり6度目の“該当者なし”「敬意のある大事な賞に」戸郷翔征と有原航平が最終候補に残るも選考苦慮
  8. 【速報】千葉・市川市強盗傷害事件で公開手配の21歳の男を逮捕「神奈川でもやった」と説明 横浜市の強盗殺人事件にも関与か
  9. 川﨑麻世さん 「花音がお気に入りの一枚」 夫婦2ショットを公開
  10. 仙台市内の投票所で有効票だった3年前の投票用紙が見つかる
  11. 公開手配の久保田陸斗容疑者(21)の身柄を都内で確保 犯行後、髪色を金から黒へ 千葉・市川市の強盗傷害事件
  12. 小西真奈美さん 「体調を崩し、一時期は日常生活を送ることも困難に」 SNSで告白