2024年9月に米国を襲った大型ハリケーン。大洪水で家々は壊れ、ある家族の愛猫も流されてしまいました。ところが1週間以上たって、その猫が自力で戻ってきたのです。すべてを失った家族でしたが、愛猫の生還に大喜びです。
大洪水で流された自宅
2024年9月末に米国を襲った超大型ハリケーン「Helene」。ノースカロライナ州も大きな被害を受けました。
同州バーンズビルにあるCollinsさん一家の自宅は、大洪水と土砂崩れの被害を受けて倒壊してしまいました。DavidさんとCamilleさん夫妻は次のように話しています。
「洪水の水位は、500年に1度あるかないかの驚異的なものでした。家も何もかもが壊れ、わたしたちはすべてを失ってしまいました。1920年代からあった近隣の家々は、みな消失してしまって何も残っていません」
しかも追い打ちをかけるように、この災害で飼い猫のBlancoが流され、行方不明になってしまったのです。
行方不明の猫が戻ってきた!
Camilleさんの義母Nanさんは当時、洪水の恐ろしい光景を写真に撮っていました。そのときBlancoが流されそうになっているのに気づいたのです。
「この猫は配電線に登り、そこから屋根に登ろうとしていたのです。でも速い流れに飲み込まれてしまいました。周囲はまるで海のような大洪水だったのです。それがBlancoを見た最後でした」という彼女です。家族はショックで悲しみに沈んでいました。
ところが1週間以上たって、Blancoは自宅のあった場所に戻ってきたのです。家族にとっては一生忘れられない「うれしい驚き」でした。
9つの命を使い果たした?
「この猫は、もともと野良猫でした。今年の初めにコンポスト容器の中でぐったりしていたBlancoを見つけ、うちで看病したあとそのまま飼うことにしたのです。とても活発で、ハイキングに行くときも一緒についてきます。今回のハリケーン騒ぎで、きっと猫にあるといわれる9つの命をすべて使い果たしてしまったことでしょうね」というCamilleさんです。
今回のハリケーンによって、米国6州で少なくとも224人が死亡しました。事前に連邦予報官はノースカロライナ州西部の住民に対し「1916年以来もっとも重大な洪水」が発生する可能性があると警告していました。
愛猫とともに、Collinsさん一家は生活の再建をめざすことになります。
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