高市総理「1日の猶予もない」特別国会18日に召集 “まるで焼け野原”中道は突貫の代表選へ【news23】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-02-11 01:33

自民党の圧勝で幕を閉じた衆院選から2日。高市総理は選挙後初めてとなる閣議に出席。大臣らに、こうハッパをかけたそうです。

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「1日の猶予もない」高市総理が大臣らに

牧野京夫 復興大臣
「気を引き締めて、それぞれの職務に励んでいただきたいと」

片山さつき 財務大臣
「高市総理から『もう1日の猶予もない、頑張らないと』という話がありました」

歴史的大勝を追い風に動き出した高市政権。

落選のベテラン・ホープも引っ越し

一方、一からの再建を迫られるのが「壊滅的惨敗」を喫した中道改革連合です。落選し永田町を去る人たちは、議員会館からの引っ越し作業に追われていました。

中道改革連合の吉田晴美氏。退去の期限は12日に迫っているそうです。

中道改革連合 吉田晴美 氏
「読みたい本があったらどうぞ」

立憲民主党時代に代表代行に抜擢されるなど、将来を期待されてきた吉田氏ですが、党の立て直しは残った議員に託すしかありません。

中道改革連合 吉田晴美 氏
「自民党圧勝という中で、野党の存在がまさに問われる時に論戦の場にいられないというのは、それは…悔しいです」

副総理や外務大臣を歴任した岡田克也氏の部屋でも引っ越し作業が行われていました。

中道改革連合 岡田克也 氏
「これはちょっと簡単には捨てられない感じですね」

捨てられないというのは、「国会質問のために準備した数々の資料」です。

1990年の初当選以来、国会で多くの質疑を重ねた岡田氏。

2025年11月、高市総理から飛び出した「台湾有事発言」の際に質問に立っていたのも岡田氏でした。

中道改革連合 岡田克也 氏
「『中国スパイ説』や『媚中派』と選挙期間中も言われたし、掲示板のポスターにワッペンを貼られたり。『日本から出て行け』と怒鳴る人が出てきたり」

今回の選挙戦では、高市総理の発言を「誘導」したなどとして批判の矛先を向けられ、デマ情報の拡散も相次いだといいます。

中道改革連合 岡田克也 氏
「(Q.こういう形で出ていくことになるとは?)覚悟はしていた」

今後も政治活動は続ける意向ですが、岡田氏もまた党再建の舵取りを残った仲間に託すことになります。

中道改革連合 岡田克也 氏
「多くの仲間を失いましたから、立て直していくのは大変だろうなと。有為な人材は沢山いますから、何らかの形でサポートしていきたい」

中道の再建は?次のトップは?“突貫”の代表選

特別国会の召集が来週18日に迫る中、今後、中道は誰をトップにすえ、“巨大与党”と対峙するのでしょうか?

代表選は12日告示、13日投開票という“突貫”で行われることになっています。

次の代表には小選挙区で勝ち上がった数少ない議員である泉健太氏や、小川淳也氏を推す声がでていますが…

中道改革連合 小川淳也 議員
「40人ちょっとしかいない議員の中で(立候補に必要な)10人の推薦が必要であることのハードルの高さとか、色々考えれば現時点では具体的な事を申し上げる状況ではない」

中道改革連合 泉健太 議員
「(Q.ひとことお願いします。代表選どのように臨みますか?)・・・」

惨敗を受け、党内からは「まるで焼け野原」との声もあがる中、誰が「再建の火」を灯すことになるのでしょうか?

“高市総理1強”今後の政治は?「多すぎて空中分解しかねない」

小川彩佳キャスター:
今回の選挙結果をどう見ていますか。

小説家 真山仁さん:
理解できないことはたくさんありますが、はっきり言えるのは「国民が野党を見切った」ということでしょう。「今の野党はいらない」と。

国会議員のほとんどが自民党議員になった。自民党が圧勝したことは一つの結果として受け止めなければなりません。

しかし、今後国の政治を動かしていかなければならない時に自民党議員がたくさんいて、しかも昔のような派閥がなくなってしまうと、みんなが好き勝手に発言し、ブラウン運動のような状態になりかねません。

さらに、野党がいないので、緊張感がどこまで続くのかという別の問題があります。

派閥がダメだと言われる理由は、お金の不正の問題が絡むことだと思いますが、もともとは政策集団としての役割が確実にありました。

高市政権を本当に長期政権にしなければならないのであれば、自民党内に政策同士が集まる集団を作って、様々な政策を議論しながら選んでいくという緊張感を持たないといけないと思います。

藤森祥平キャスター:
選んだり、時にはブレーキを踏んだりということですね。

小説家 真山仁さん:
場合によっては「選んだ以上進めよう」、「ちゃんと結果を出そう」と責任を持たないと、このままでは(自民党議員が)多すぎて空中分解するのではないでしょうか。

小川彩佳キャスター:
自民党の中の野党を作っていくような感覚ですね。

小説家 真山仁さん:
昔の自民党もそうで、自民党の中で政権交代が起きましたよね。

もう少し清い政党政治を示し、「自民党は変わった」ということをはっきり言う必要があります。

そして、緊張感を持つことが、高市氏が選挙で皆さんに約束して、やりたいと言ってきたことの実現に繋がるのではないでしょうか。

==========
<プロフィール>
真山仁さん
小説家 20044年「ハゲタカ」でデビュー
最新作は能登地震がテーマの「ここにいるよ」

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