世界的な不作で続くオレンジショック ジューススタンドは“時価”に!カゴメはオレンジを使わないオレンジ味のジュースを開発!
オレンジの価格が高騰し、ジュースの販売を取りやめる店も出ています。こうした中、「オレンジを使わないオレンジ風味のジュース」が登場、どんな商品か取材しました。
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横浜市にあるこちらのスーパー。飲料の棚を見てみると…
記者
「こちらで販売されているオレンジジュース。税込み431円と書いてあります」
同じ量のリンゴジュースと比べて2倍の値段。別のメーカーでも果汁100%のものはオレンジだけが、かなり高め。
スーパーセルシオ和田町店 食品バイヤー 久保田浩二さん
「大体どこのメーカーも2年前だと(リンゴとオレンジが)同じ価格で販売していたんですけど、ちょうど1年くらい前から(オレンジジュースを)各メーカーが一気に値上げをした。作ることをやめてしまったメーカーも中にはあるので、相当な異常事態が起きたなと」
原因は、オレンジの主要生産国であるブラジルなどが近年、天候不良などに見舞われ、不作が続いていることなど。そこに拍車をかけたのが円安です。日本は多くのメーカーが使用するオレンジ果汁の9割を輸入に頼っていますが、5年間でその価格は4倍近くに上昇。
客
「高いですね。なかなか買えなくなっちゃいますね」
「きょうも(子どもに)オレンジジュース買ってきてって言われて、好きなんですけど、少し買いづらくはなってきています。全体的に物価高なので痛いです」
オレンジショックによる影響は、こちらのジューススタンドでも。
カナダから
「グッド!ベリーフレッシュ」
注文を受けてから作る100%生ジュースがウリですが、メニュー表を見ると、オレンジジュースには「時価」の文字が。
オザワフルーツ 荒井一成さん
「前はちゃんと値段が載っていたんですけど、(オレンジの)値段があまりに高くて、販売は難しいというので時価という感じになってます」
そのためオレンジジュースは“注文が入った時だけ”特別に作るそうで、以前は500円でしたが、きょうの“時価”は1200円でした。
客
「時価だからちょっと頼めないなと」
そんな中、動いたのが野菜や果実ジュースでおなじみのカゴメです!
カゴメ 飲料企画部 近堂洋輔 主任
「このままだとオレンジジュースが身近なものではなくなってしまうというところから危機感を抱いて、開発を進めさせて頂いた」
それがこちらの、「オレンジを使っていない、オレンジ味の100%ジュース」です。
カゴメ 飲料企画部 近堂洋輔 主任
「一番メインにきいてくるのはニンジンでございまして、弊社が持つ黄色の『黄にんじん』という原料を使っている」
柑橘のようなさっぱり感が特徴のニュージーランド産の「黄にんじん」。これをベースにパイナップルやリンゴなどを絶妙なバランスで配合したそうですが、気になるのはそのお味!
山内あゆキャスター
「あ~オレンジジュース!味!オレンジジュースです。でも後味に、ほのかに野菜を感じます。にんじんは感じない!やっぱりオレンジジュースです」
オレンジの味わいや香りの要素を数値分解し、独自の技術で作りあげた「オレンジを使わない、オレンジ味のジュース」。値段は195ミリリットルで140円ほど。来週火曜に発売です。