シーズン到来も国産アサリ激減で潮干狩りピンチ!「多くの人に楽しんでもらいたい」 潮干狩り場では別の産地の貝を撒いて対策も!?
ゴールデンウイークの定番レジャーが大ピンチです。各地の海岸で、「潮干狩り」に異変が起きているようです。
GWの潮干狩り場 別の産地のアサリを撒く
Nスタ
「ふなばし三番瀬海浜公園です。たくさんの方が会場に入るために列を作っています」
ゴールデンウイークといえば潮干狩り。
多くのお客さんに楽しんでもらおうと、別の場所のアサリを撒いているため、ザクザク取れます。中には10キロ、約1万3000円分とった人もいました。
まさに今が旬、春の味覚のアサリ。
ニンニクが香るオイルに、アサリの濃厚な旨味がたっぷり溶け込んだソース。そこにパスタをしっかり絡めたら、ヴォンゴレ・ビアンコの出来上がり。
東京・杉並区の「DACCI mar de italia」では、鮮度が良いことから国産のアサリにこだわっています。
お客さん
「美味しい。アサリがジューシーな感じがします」
「国産の方が安心感がある」
国産アサリが大ピンチ! 名所の潮干狩りが全面禁止に
しかし今、その国産のアサリが大ピンチなんです!
DACCI mar de italia 足立義紀シェフ
「ごくたまに『今日はないよ』と言われるときはありますけど。とれなくなったら、やめちゃうしかない。ただファンがいるんです、アサリ。子どもとかね」
今は仕入れや価格に大きな影響はありませんが、今後、不安は残ります。
国産アサリの激減で、潮干狩り場では異変が。
千葉県富津市の潮干狩り場では、アサリ全体のうち天然のアサリは2割ほど。潮干狩りシーズンの前に、別の産地から貝を買って撒いています。
お客さん
「めっちゃある」
「全然とれないと思って来たんですよ。人もいっぱいいるしと思ったら、もうこんな(いっぱい)になったので」
富津漁協潮干狩担当 平野裕敏 副組合長
「(お客さんに)来てもらってとれないで帰ると、もう2回は来ないと思う。来ていい思い出を作って帰ってもらえたら」
国内のアサリの漁獲量を見てみると、40年ほど前の最盛期は年間16万トン以上もとれていましたが、その後は急降下。最盛期に比べ、なんと約97%も減少しています。
かつては年間30万人が訪れた潮干狩りの名所、静岡の「浜名湖」。2025年1年間のアサリの漁獲量が…
浜名漁協 渥美敏 組合長
「令和5年(2023年)の秋以降、(アサリの漁獲量は)ほとんどない状態となり、昨年度はまったくゼロという状況になっています」
アサリの不漁を受け、地元の漁協は、年間を通して初めて浜名湖での潮干狩りを全面禁止としました。
ゴールデンウィークの風物詩「潮干狩り」。国産のアサリ激減で近い将来その風景が変わるかもしれません。