トッポギ分けたら即解散!? 物価高の韓国の節約術…“知らない人”と食品をシェアする動き広がる【news23】
止まらない物価高と値上げ。お隣・韓国では、“節約術”として、食品をシェアする動きが広がっています。
「知らない人」と…韓国の節約術 “共同購入”
韓国・ソウルのトッポギ店の前に集まる女性たち。敬語で話す3人は友達同士ではありません。この日が初対面で、商品を共同購入するために集まりました。
注文した大皿のトッポギとサイドメニューは、日本円にすると約2200円。その場で、割り勘で支払います。
料理が出来上がると、それぞれ持参した保存容器にきっちり三等分していきます。
なぜ、商品をシェアするのでしょうか?
参加者
「物価が高くて、1人でいろいろ買うのは負担に感じている」
参加者
「一人で食べるには量が多い。すごく良いアイデアだと思う」
物価高が深刻な韓国では、食品などを共同購入する“節約術”が広がっています。
韓国の地域コミュニティアプリを運営する会社によりますと、こうした“共同購入”の集まりは、前年同期比で約11倍に増加。一人世帯の増加や物価高で、合理的な消費をする人が増えているといいます。
共同購入はアプリの掲示板から商品や時間を選択して集まり、“プライベートな質問”などはNGです。
主催者
「性別や年齢は一切尋ねない。トッポギに関する質問だけになるので、個人情報は共有しない」
“トッポギを分けたら即解散”。この潔さが、知らない人と会う心理的なハードルを下げ、共同購入の広がりを後押ししています。
こうした動きは、大型スーパーでも...
約0.1円単位まで 妥協なき割り勘
この日、スーパーに集まったのは3人。主催者は、これまで100回以上“共同購入”を行ってきた節約のプロです。
主催者
「物価が上昇し始めてから、かなり集まりが活性化しました。急速にメンバーが増えてきています」
一緒に買い物に向かい、店から出てくると、仕分けに取り掛かります。
パック詰めされた肉を「計量器」でグラム単位まで公平に分けていきます。会計は1ウォン(約0.1円)単位まで、一切の妥協なき割り勘です。
参加者
「数万ウォン(数千円)ほど節約できたと思う」
主催者
「複数人で分ければ食品ロスも減って、かなり節約もできると思い、集まりを作りました」
“共同購入”の広がりは、厳しい物価高を乗り越える切り札となるのでしょうか。
初対面の人と食品シェア 食品ロスは減りそうだが…
小川彩佳キャスター:
心理的ハードルは人によって分かれそうですが、このサービスをどう思いますか?
トラウデン直美さん:
私も大学時代、一人暮らしで食べきれないこともあったので、業務スーパーなどの大きなスーパーに友達と行って、食品を分けることがありました。節約にもなりますが、一人で食べきれずに期限が切れるのを防ぐという意味では「食品ロス」が減りそうだなと思います。
ただ、知らない人とどこまでやり取りができるのでしょうか。
藤森祥平キャスター:
意見が合わなかったりしないのでしょうか?
小川キャスター:
国会でも党首討論で補正予算案について議論があり、そうした政府の物価高対策があった上ではありますが、このような局面まで来ているのかという気持ちにもなります。
トラウデン直美さん:
これだけ工夫をしないといけないほどの「物価高」ということですね。
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<プロフィール>
トラウデン直美さん
Forbes JAPAN「世界を変える30歳未満」受賞
趣味は乗馬・園芸・旅行