迫る会期末…2か月ぶりの党首討論 高市総理を野党が追及 消費税減税や皇室典範改正案など 重要法案はどうなる?【news23】
国会の会期末が迫る中、野党が毎月の開催を求めていた高市総理との党首討論が、ようやく行われました。消費税減税や皇室典範改正案などについて、総理の見解をただしました。
中道改革連合・小川代表 高市総理の答弁姿勢を追及
約2か月ぶりに開催された党首討論。中道改革連合の小川代表が気になったのは、高市総理の答弁のあり方です。
中道改革連合 小川淳也代表
「ちょっと読み物を読まれていることは残念です。ぜひライブ感のあるやりとりにご協力をいただきたい」
追及したのは“中傷動画”報道などをめぐる、総理の姿勢についてです。
中道改革連合 小川代表
「残念ながら総理の国会出席は極めて少ないんですね、歴代総理と比べて。それも恐らく総理の意向が働いている。中傷動画をめぐっては、書面の提出をもって国会質問を控えてほしいと、取られかねないような場面にも出くわした。内閣総理大臣としての資質に疑問符がつきかねない事態に立ち至ってると私は感じますが、この点に関する総理の御認識をお聞きします」
高市総理
「御自身もメモを見ておられましたので、私も内閣総理大臣としての答弁でございますから、ここはできるだけ正確にということで、メモを用意してまいりました。答弁書も自分でしっかりペンを入れてですね、相当私は懸命に誠実に答弁をいたしております。そして、そして一連の中傷動画、疑惑という言葉を使われるのは大変心外です」
中道改革連合 小川代表
「私もメモに目を落としてます、が、読んではない、読んではない」
消費税ゼロ・皇室典範改正 重要法案巡り論戦
高市総理が「悲願」としている食料品の消費税ゼロ。国民会議の議長案では、食料品の税率を1%に引き下げるとしています。
国民民主党の玉木代表は。
国民民主党 玉木雄一郎代表
「国民会議で全く各党の合意が得られていません。さらなる協議の余地は残っているのか、それとももう議長案しかないのか、総理のお考えをお聞かせください」
高市総理
「できたら夏前に議論が終わって必要な法整備に取りかかりたかったが、8月の頭ぐらいでしたら十分に作業的に間に合いますので、議長にはですね、7月いっぱいかけてでも、しっかりと多くの方が納得する議論をしてほしいと申し上げています」
立憲民主党の水岡代表が質したのは、自民党が最重要と位置づける皇室典範の改正案についてです。衆参両院の正副議長がとりまとめた案は、皇族数の確保に向けたもので、皇位継承権には触れていませんでした。
ところが政府が閣議決定した改正案では、旧宮家の男系男子が養子に入り、男の子が生まれた場合は「皇位継承権」を持つことが盛り込まれていたのです。
立憲民主党 水岡俊一代表
「皇族数確保策として始まった議論が、結果として、新しい皇位継承資格者を生み出す制度にすりかわっていると思います。私たちがだまし討ちだと言っている理由の一つはここにもあります。私たちはだまされたんでしょうか、総理」
高市総理
「(衆参の)取りまとめをもとに法制化することを求めるとされました。ですから、それに従って法制化をさせていただいたということです」
立憲民主党 水岡代表
「皇位継承という国家の根幹に関わることを、解釈のテクニックで国民に隠れて決定をしようとする手続きは不誠実きわまりないというふうに思いますが、いかがですかね」
高市総理
「養子の子については、取りまとめに何も記述がなかったことから、現行の皇室典範の規定が適用されるということになります」
その皇室典範の改正案は、参議院で審議入りしました。
副首都法案は衆院本会議で可決 17日の会期末迫る
立憲民主党 長浜博行 参院議員
「三笠宮寬仁親王妃信子殿下は、麻生太郎代議士の実の妹様でいらっしゃいます。養子と養親との御縁は誰がどのようにつなぐのでしょうか。恣意的要素、政治的思惑等はどのように排除できるのでしょうか」
木原稔 官房長官
「養子縁組は養子・養親双方の自由な意思に基づいて行われるものでございますので、恣意的要素というのには当たらないと想定をしております」
採決は野党の反発を受け、16日に先送りされました。
中道改革連合 早稲田夕季 副代表
「大阪ありき法案ではないか。疑念は払拭できません」
与党(自民党、日本維新の会)が今国会での成立をめざす副首都法案。衆院本会議で、賛成多数で可決されました。ただ、国会は17日に会期末を迎え、成立の見通しは立っていません。
重要法案どうなる…会期末迫る国会 「会期延長論」も浮上
小川彩佳キャスター:
国会の会期末が17日に迫るなか、現在、政府が絶対に通したいとしている「皇室典範改正法案」「“副首都”法案」の2つの法案が成立していません。
藤森祥平キャスター:
まず「副首都法案」は、15日午後に行われた衆議院の特別委員会と本会議で可決され、衆議院を通過しました。
一方の「皇室典範改正法案」ですが、与党は参議院の特別委員会で採決することを提案していたが、野党側が拒否。採決は見送りになりました。
小川キャスター:
会期末が17日までと考えるとかなり厳しいスケジュールだと思いますが、今の国会での法案成立は現実的でしょうか?
藤森キャスター:
会期末までに「皇室典範改正法案」は成立する見通しですが、「副首都法案」に関しては特に成立が厳しいという見方があります。
しかし、政権幹部からは、「副首都法案は成立させなければ(維新との)連立の危機になる」との声も上がっています。
そのため、与党では「7~10日程度の会期延長」論が浮上してきました。
小川キャスター:
仮に会期を延長するとしたら、17日に成立の見通しとなっている「皇室典範改正法案」についても影響があるのでしょうか?
藤森キャスター:
政治部与党キャップの川瀬善路記者によると、「現状、皇室典範改正案は17日に成立する見通し。ただ、野党の反発は根強くギリギリまで駆け引きは続きそう」ということです。