中国で急拡大する“数分完結”ショートドラマ 映画上回る市場規模 今年「AIドラマ」急増で変化も

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-08-20 17:59

中国ではスマホで気軽にみられる“数分完結”のショートドラマが急拡大しています。市場規模は映画を上回るほどですが、いま、業界にはある変化が起きています。

【動画】中国で急拡大する“数分完結”ショートドラマ 映画上回る市場規模 今年「AIドラマ」急増で変化も

「大ヒット!大ヒット!大ヒット!」

先月、撮影初日を迎えたドラマの成功を祈願するイベントが行われていました。

中国・重慶市にある撮影所。東京ドーム2.5個分の土地には、なんと300以上のセットがあります。

記者
「撮影で使われるオフィスのセットになります。そして、目の前には高校の教室のセットがあります。机がずらりと並んでいて、本物さながらのセットとなっています」

ここでは年間1000件ものドラマや映画の撮影が行われています。

「カメラを回します。3、2、1、アクション!」

撮影が始まったのは、10年前の未解決事件を描くサスペンスドラマで、1話12分ほど。中国ではいま、こうしたショートドラマが爆発的に増加しているのです。

去年の配信数は3万3000本にのぼり、市場規模は1000億元=およそ2.4兆円を突破したということです。

ショートドラマの監督 唐暁飛氏
「ショートドラマはストーリーが凝縮され、どんでん返しが次々と起こるため、視聴者が爽快感を得やすくなっています」

一方で、この業界では今年に入り、大きな変化が起きています。

記者
「フロアにはたくさんのディスプレイが並んでいます。こちらの会社では1日に100話以上のAIドラマを作っているということです」

河南省にある制作会社。作っているのは、AIによって生成されるショートドラマです。

制作会社『浮光AI』 スタッフ
「例えば人物の立ち位置はこうです。ここでプロンプトを入力します。『画面の左側』に『女性』をタグ付けします」

脚本に基づいてAIに指示すると、3分ほどで6秒のシーンが完成しました。

制作会社『浮光AI』 スタッフ
「このクリップは6秒間で、計算すると、かかるのは7元(168円)近くです」

1話は2分程度、わずか3400円ほどで作れる計算です。

中国メディアによりますと、今年の第一四半期に中国で作られたショートドラマのおよそ95%がAIによって生成されたものでした。

この会社は、5年前は主に実写ドラマを作っていましたが、いまでは社員のおよそ9割がAIドラマの制作に携わっています。海外輸出にも力を入れていて、日本へも月に30~50本の輸出を見込んでいます。

制作会社『浮光AI』 副社長
「日本市場はユーザーの消費習慣が成熟しており、ユーザー定着率も比較的高いです」

急成長するショートドラマ市場。AIをどう活用していくのか、現場はその答えを模索し始めています。

記事全文を読む
  1. 「駅入ってすぐに急ブレーキ」線路上で除草中の作業員4人が特急「スペーシアX2号」と接触 50~60代くらいの男性4人死亡
  2. 【速報】作業員4人が死亡 駅の線路上で特急電車に接触 栃木県の東武日光線
  3. 中央アフリカ共和国 金鉱山で崩落事故 少なくとも100人死亡
  4. ゲームが“闇バイト”の入り口に…個人情報で脅し「家族さらうぞ」 判断つかない若者が標的か 子どもを守るには?【news23】
  5. 愛子さま 「真珠の耳飾りの少女」などを鑑賞 オランダの画家・フェルメールの代表作
  6. “スーパー高校生”後藤大樹「日本記録更新47秒台が目標」25年ぶりの偉業達成へ 代表が集まる結団式に「張本選手がいて、あ、本物だ!って」【アジア大会】
  7. 【倒産情報】俳優・布施博さんが社長務める芸能プロダクションが破産開始決定 近年はテレビ・メディアへの露出減少…東京・あきる野市【東京商工リサーチ】
  8. 【 中村雅俊・五十嵐淳子夫妻の三女 】中村里砂 連日のオフショット投稿にファン歓喜「ずっとオフショ待ってました…」「めっちゃかわいい まじ天使」
  9. 夏なのに「インフルエンザ」関東で増加傾向 ワクチンの“空白期間”予防が重要【ひるおび】
  10. 1日13時間休まず働き月給5万円 家具と衣服はごみ捨て場から拾い… “祖国”の日本で言語の壁に阻まれた中国残留婦人2世の人生「自分はどこの国の人?」
  11. 「くら寿司」最低価格115円→110円に値下げ 9月4日から「ねぎまぐろ」など37品目 「サーモン」や「生えび」など33品目は値上げ
  12. 【速報】北朝鮮が弾道ミサイルの可能性があるものを発射 防衛省