75歳以上の高齢ドライバー「運転技能検査」強化へ アクセル・ブレーキの確認項目を追加 一時停止も減点引き上げ 来年からの実施目指す 警察庁
75歳以上のドライバーのうち、「信号無視」など一定の違反歴がある人が免許更新の際に受ける「運転技能検査」について、警察庁はきょう(3日)、新たな課題を追加するなど内容の見直しを盛り込んだ検討会の報告書を公表しました。
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「運転技能検査」は2022年5月に導入され、75歳以上で「信号無視」や「一時不停止」など一定の違反歴があるドライバーが運転免許を更新する際に受検が義務づけられています。
運転免許試験場や指定された自動車教習所で実施され、一時停止や速度制限など交通ルールを守ることができるかどうかを確認します。
100点からの減点方式で普通1種免許の場合は70点以上が合格となります。
合格した場合には、75歳以上で違反のない人が運転免許を更新するときと同じ流れに移行できます。
警察庁が今年6月に、「運転技能検査」を受けた人と受ける必要がなかった人のその後2年間を追跡調査したところ、交通事故の件数が運転技能検査を受けた人は受検の必要がなかった人のおよそ3倍だったと公表。
警察庁は、運転技能が低下しているのに「運転技能検査」に合格するドライバーがいる可能性があるとして、今年7月に有識者らによる検討会を設置し、きょう検査内容の見直しを盛り込んだ報告書を公表しました。
報告書では、去年1年間に発生した車のアクセルとブレーキの踏み間違いによる死亡事故のうち、およそ7割が75歳以上のドライバーによるものと指摘。
「運転技能検査」でアクセルとブレーキを正しく踏むことができるかどうかを確認するため、車庫入れ・車庫出しの動作である「方向変換」を課題に加えるとしました。
また、左右などの安全確認ができない場合は10点の減点を設けたり、一時停止が必要なところで自動車が停止線を大きく越えて交差する道路などに出た場合の減点を現状の20点から40点に引き上げたりすることも盛り込まれました。
警察庁は、道路交通法の施行規則を改正するなどして、来年からの実施を目指す方針です。