習主席がアメリカ到着 “極めて異例”の出迎えにトランプ大統領の思惑も “貿易戦争”の停止延長で合意、首脳会談での米側の狙いは
中国の習近平国家主席がアメリカのトランプ大統領と首脳会談を行うため、首都ワシントンに到着しました。現地から中継です。
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3年ぶりに訪米した習主席は、異例の歓迎を受けました。到着した基地では、トランプ大統領が自ら出迎えました。出迎えは通常、国務長官などの閣僚が担当することが多く、大統領が自ら行うのは極めて異例の対応となります。アメリカの大統領が空港などで外国の首脳を出迎えるのは1962年以来、実に64年ぶりだと伝えられています。
トランプ大統領が最もわかりやすいかたちで習主席を厚遇した背景には、「トランプ関税」の影響などで悪化した「米中関係の改善」を強く望んでいることの表れだといえます。
11月に中間選挙を控えるトランプ大統領は、イランをめぐる中東情勢の影響を受けたガソリン価格の高騰などから、支持率の低迷に直面しています。
中国との貿易合意や大型投資といった経済的な成果を得ることで、有権者へのアピールに繋げたいとの思惑が透けて見えます。
ただ、アメリカ政府はこの日、11月が期限となっている追加の関税や輸出規制などの“貿易戦争”を停止する措置を2か月間延長することで中国側と合意したと発表しました。期限を先送りしたことで、対立は回避される見通しですが、大規模な貿易合意の成立も困難な状況にあるとの見方が広がっています。
24日の首脳会談では、米中が熾烈な競争を繰り広げる「AI」の安全性や貿易摩擦、台湾問題などが主要な議題になる見通しです。ただ、いずれのテーマも米中間の隔たりは大きく、簡単に落としどころを見つけられる状況にはありません。
11年ぶりにホワイトハウスで開かれる会談でどのような一致点が見いだされるのか注目されます。