時給850円で「投票依頼の電話」 辞任の簗前大臣「買収疑惑」に新証言 「なぜかばい続けた?」高市総理へ追及続く【news23】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-10-17 14:30

過去の衆議院選挙で簗前農林水産大臣の陣営の「事務員」として報酬を受け取っていた複数の人が、選挙期間中に電話で投票を依頼していたと証言しました。

【写真で見る】簗氏陣営の元事務員が任された“お仕事”

時給850円で「投票依頼の電話」簗前農水大臣に“買収疑惑” 元事務員が証言

10月16日に開かれた参議院予算委員会。

立憲民主党 辻元清美 参院議員
「総理ね、この簗議員の問題は、これで幕引きできる問題ではないという認識がありますか」

高市総理
「まだ十分に納得していただける説明責任を果たせていないと考えている」

10月14日に辞任した簗和生前農水大臣に、さらなる問題です。

過去の衆院選で、簗氏の陣営の事務員として報酬を受け取っていた複数の人が「電話で投票を依頼していた」とJNNの取材に証言しました。

その一人、栃木県内に住む女性は、2017年の衆議院選挙で、簗氏の陣営の「事務員」として選管に届け出が出されていました。しかし、任されたのは有権者への電話などです。

簗氏陣営の元事務員
「電話をかけるのを手伝ってくれと、そんな“お仕事”でした。マニュアルがありました。『簗和生選挙事務所でございます。今回ぜひ簗和生に投票して頂きますよう、心からお願いいたします』という感じ」

事務所の一角には電話が並び、複数人が交代で投票を依頼する電話をかけていたということです。

さらに、簗氏本人が姿を見せたこともあったといいます。

――簗氏本人はその場にいた?

簗氏陣営の元事務員

「いましたよ。電話をかけている時に、(簗氏が)『どうもお疲れ様です。ありがとうございます』と入ってきた」

女性は選挙のあと、封筒に入った現金を受け取ったといいます。

同じように、簗氏の選挙事務所で「事務員」をしていた別の女性は報酬について、こう話します。

簗氏陣営の元事務員
「あの頃は800円、850円だったでしょうかね。5時間やったら5×800円で4000円とか。やった分だけ報酬だから当然なのかなと。それが駄目だったんですよね」

公職選挙法では、選挙運動は無報酬が原則です。「事務員」に報酬を払うこと自体はできますが、投票を呼びかける選挙運動をさせれば、いわゆる「運動員買収」にあたります。

JNNは簗氏の事務所に、こうした報酬の支払いなどについて質問状を送っていますが、これまでに回答はありません。

「なぜかばい続けた?」高市総理への追及続く 簗氏の説明責任は?

国会では、その簗氏を続投させてきた高市総理の判断に追及が及びました。

立憲民主党 辻元参院議員
「(簗氏を)何でかばい続けていたのか」

高市総理
「かばっていたわけではございません。説明責任を果たす機会を与えていただきたいと」

立憲民主党 辻元参院議員
「簗大臣の問題であると同時に、総理の資質も問われている。危機管理能力がなかったじゃないかと」

高市総理
「危機管理能力がなかったと思われたらとても残念。24時間、常に公用スマホをそばに置き、最大音量にして、夜も横になっている」

立憲民主党 辻元参院議員
「国交省も農水省も大混乱してた。ご自身の内閣でしょ。災害のときに電話を置いてたとか、そんな話じゃない」

野党側は簗氏本人の参考人招致を求めていますが、与党側が応じるかは不透明です。

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