関東地方を中心に、災害レベルと形容されるほどの猛暑が続いています。
そんな中、ある意外な場所を「避暑地」として提言するツイートが大きな反響を呼んでいます!
関東で暑さに苦しむ民たちへ
投稿されたのは、気象予報士であり、Twitterユーザーのテンキノススメ(@tenkinosusum)さん。
2018年11月から2020年3月まで第60次南極地域観測隊(JARE60)として昭和基地で越冬されたご経験もお持ちの方です。
そんなテンキノススメさんが投稿されて話題となっているのが、こちらのツイート。
(…聞こえますか……関東で暑さに苦しむ民たちよ…… 行くのです…今こそ房総半島へ行くのです… 特に勝浦に行くのです…)
※夏定期 pic.twitter.com/KsvqY0oBoN— テンキノススメ (@tenkinosusume) July 10, 2023
38℃近くに達する地域もあるなど、軒並み30℃を軽々と超える地域が多い中、なんと!千葉県・房総半島の漁港のまち「勝浦」は25.9℃!!
その周囲が約30~35℃と猛暑に見舞わている中、勝浦だけこれだけ気温が低いとは一体どういうことなのでしょうか!?筆者も千葉県在住ですが、暑さをしのぐため、すぐに向かいたくなる衝動にかられます・・・今日早速勝浦に行ってみようかな!
なぜ勝浦が涼しいのか?
テンキノススメさんは、勝浦がなぜ涼しくなるか?という根拠を解説されたツイートも紹介してくれています(昨年ツイートされたもの)。
きっかけは吹き続ける南西風。エクマン輸送といって、海水は風に対して右向きに流される。房総沿岸から剥がされた暖かい海水を補うために深いとこから湧き上がる冷たい海水。この冷水域のおかげで沿岸域は人が生存できる環境が残ってる。
房総半島内陸じゃ風が陸上を通りながらキレイに気温が上昇。 pic.twitter.com/0XHl8eG06x— テンキノススメ (@tenkinosusume) June 29, 2022
なるほど!南西風と深いとこから湧き上がる冷たい海水が低気温の理由だったのですね!地図と矢印を提示した上での解説が視覚的にわかりやすいです。
ちなみに、テンキノススメさんは「避暑地としての勝浦」を広く知らしめるべく、この時期が来ると今回同様のツイートをされているようです。
勝浦最高かっ!!
この事実を初めて知った方々をはじめ、当地にお住まいの方や最近訪れた方などから、さまざまな声が寄せられていました。
・えっ!!マジで!?温度差ヤバっ!!そして勝浦最高かっ!!
・え、勝浦ってこんなに違うんすか。海に面してるとはいえここまで差が出るとは・・・。
・昨日行きました。涼しくて快適でした。
・なぜか勝浦は気温が低いのです。良いところです。
関東だけでなく全国的に暑い日々が続いていますし、今後はさらなる暑さが懸念されます。
今まで気づくこともなかった避暑地を、テンキノススメさんのような観点で調べて探してみるのも楽しそうですね!とりあえず、関東の方は勝浦へレッツゴー!