「雑学」と同じような意味で使われる「うんちく」という言葉。
厳密には、雑学とは意味合いは違うものとなります。。
似たような言葉として用いられる「豆知識」ともまた意味が異なります。
では、本来「うんちく」はどのような意味で使われるべき言葉なのでしょうか?
ここでは、「うんちく」という言葉について解説します。
「うんちく」とは
雑学や豆知識と混合されることもある「うんちく」、その意味を解説します。
「うんちく」の意味
「うんちく」には特定の分野について深く調べて蓄えた知識、という意味があります。
「うんちく」の漢字表記
「うんちく」の漢字表記は「薀蓄」もしくは「蘊蓄」と非常に画数の多い漢字で構成されています。
「薀」と「蘊」そして「蓄」どれもが「たくわえる」という意味がある漢字です。
うんちくと雑学・豆知識の違い
「雑学」と「豆知識」は「うんちく」と同じ様な意味で使われることもありますが、本来はそれぞれが違う意味合いのある言葉です。
雑学とは
多岐にわたる学問などの知識のことを「雑学」といいます。
一般にあまり普及していない知識のことを指す言葉としても用いられます。
実は雑学≠トリビア
雑学は「トリビア」といわれることもありますが、トリビア自体はくだらないこと、瑣末(さまつ)なことを意味する言葉なので、正確には雑学とイコールの言葉ではありません。
豆知識とは
本筋とは外れたところにあるけれど、知っていると役に立つかもしれないちょっとした知識のことを豆知識といいます。
3つの言葉の違い
「うんちく」は、特定分野について深く研究して身につけたの知識や技能を指す言葉です。
それに対し、雑学は雑多な知識を意味し、豆知識は実用的知識のとこをあらわしています。
「うんちく」の正しい使い方
あまりいい表現ではないですが、自分の持っている知識をひけらかしたり、延々と語ることを「うんちくを垂れる」と表現します。
本来、「うんちく」にはこの様な表現はありません。
うんちくは「垂れ」ない「傾ける」!
「うんちく」に続けるのは、本来「傾ける」です。
自分の蓄えた知識や技能を以て全力を注ぐという意味があります。
上から目線でものを語る意味やもったいぶって説明をする様子に使われる「講釈を垂れる」と混合されて使われているようです。
まとめ
「雑学」や「豆知識」と混合されて使われることもある「うんちく」ですが、本来はそれぞれ意味が異なる言葉でした。
みなさんが時間をかけて身につけた「うんちく」は、「傾ける」ことで世のため人のために役立てる知識であり技能です。
「雑学」として無下に扱わず、大切にしていきたいですね!
以上、「うんちく」に関する雑学でした!