豊田自動織機にエンジン3機種の型式指定取り消しの行政処分 現行の産業機械用エンジン全ての型式指定が取り消しに

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2024-03-05 14:13
豊田自動織機にエンジン3機種の型式指定取り消しの行政処分 現行の産業機械用エンジン全ての型式指定が取り消しに

トヨタ自動車のグループ企業「豊田自動織機」がエンジンの出力試験などで不正を行っていた問題で、国土交通省はきょう、特に悪質な不正行為が確認された3機種について、量産に必要な「型式指定」を取り消しました。

国土交通省が「型式指定」を取り消したのは、豊田自動織機が生産するフォークリフト用のエンジンなどあわせて3機種です。これらの機種では、排ガスの試験の際に実際と異なるデータを使用するなど、特に悪質な不正が確認されたということです。「型式指定」が取り消されるとメーカーは実質的に量産ができなくなります。

型式指定の再取得については不正があったメーカーの審査は厳しくなり、時間がかかるとみられます。

豊田自動織機は去年4月にもフォークリフト用のエンジン2機種の型式指定が取り消されていて、今回の処分で現行の産業機械用エンジン5機種すべての型式指定が取り消されました。

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