![不登校者数30万人「支援の存在を知ってほしい」学習機会確保のためにオンラインフリースクール合同説明会実施](/assets/out/images/jnn/1036308.jpg)
全国で不登校者数が過去最多を更新する中、子どもたちと学習をつなげる支援を知ってほしいと、オンラインでのフリースクールを運営する民間会社3社が合同で説明会を開きました。
2022年度には、全国の小中学校の不登校者数がおよそ30万人で、過去最多を更新しました。
さらに、文部科学省の調査では、不登校で「学校内外の機関で相談指導を受けていない」とする児童生徒が38.2%と、学校に通わない子どもたちの学習機会の確保が課題となっています。
そんな中で注目されているのが、「オンライン」でのフリースクールです。「オンラインフリースクール」は、全国どこからでもインターネットを通じて参加が可能なフリースクールで、離島などで学校以外の施設に物理的に通うことができない子どもや、対面での通学に抵抗感がある子どもでも通うことができます。
こうした居場所の存在を知ってもらおうと、「オンラインフリースクール」を運営する民間会社「SOZOW」と「夢中教室」、「Branch」の3社が合同で、「子どもに合った学びの場」を探す全国の保護者に向けて説明会を開催しました。
きょう行われた説明会には、全国からおよそ80人の保護者らが参加し、オンラインフリースクールの特徴や学ぶことができる内容、卒業後の進路などについて説明を受けました。
現在、子どもが通うためのフリースクールを探しているという保護者は…
小学5年生の子どもをもつ保護者
「説明会を聞いていて、その子自身の思いとかを大切にしているというのが、どのフリースクールにも共通していた。うちの子どもは、そこを学校で尊重されずに学校に行けなくなっているので、まずはそこかなと思っている。親としては教科の勉強が気になるところだが、本人がやりたいということをきちんと見てもらえるフリースクールを選びたいと思った」
説明会を開いた「SOZOW」の小助川将代表は、「保護者の中には、社会で自分の子どもは将来生きていけるのだろうかと不安を話される方も多い。そういう不安にきちんと応えられるような支援があると知ってほしい」と話しました。