ファーウェイとBJFFがTECH4ALLのノルウェー産サケ保護プロジェクトでGSMA GLOMOを受賞

2024-03-05 17:00

【バルセロナ(スペイン)2024年3月7日PR Newswire】ファーウェイ(Huawei、華為技術)とBJFFは先週、MWC Barcelona 2024で、ノルウェーの天然タイセイヨウサケの絶滅を防ぐために設計されたAI活用のソリューションに対する「Outstanding Mobile Contribution to the UN SDGs(国連の持続可能な開発目標への顕著なモバイル貢献)」によりGSMA GLOMOアワードを受賞しました。

Lu Yong, Huawei Senior Vice President and President of the European Region for Huawei, receives the GLOMO at MWC Barcelona 2024
Lu Yong, Huawei Senior Vice President and President of the European Region for Huawei, receives the GLOMO at MWC Barcelona 2024

ファーウェイのシニアバイスプレジデントでファーウェイ欧州地域プレジデントであるLu Yong氏は「私たちのTECH4ALLプロジェクトでGSMA GLOMOを受賞することができたことは大変光栄であり、パートナーであるBJFFの取り組みとサポートに特に感謝します。サケのプロジェクトは、地域コミュニティーの持続可能な開発を促進しながら自然を保護するための技術の大きな可能性を示しています。ファーウェイは今後も革新的な技術を利用し、より環境に優しい世界を構築していきます」と述べました。

ファーウェイのTECH4ALLイニシアチブの下で2021年に立ち上げられ、現地パートナーであるBJFF、Simula Consulting、Troll Systemsと共に開発されたこのソリューションは、ノルウェーの河川で地元のサケを脅かす侵入生物種のカラフトマスに対応するため、3年をかけて誕生しました。

このタイプのソリューションは世界初であり、河川系からカラフトマスを除去し、産卵のために遡上(そじょう)するのを防止します。

BJFFのGeir Kristiansen会長は「この画期的なプロジェクトでファーウェイやパートナーと協力できることを非常に誇りに思っています。私たちがベルレボーグに持っている最先端の技術ソリューションは、カラフトマスを阻止する手法として成功しており、私たちがMWC Barcelona 2024で世界的な評価を受けたことに感激しています。このプロジェクトは、私たちの河川と天然タイセイヨウサケを保護するだけでなく、イノベーションが世界の環境課題にどのように対処できるかも示しています」と述べました。

GLOMOの審査委員会はこのプロジェクトを「優れたスケーラブルなアイデアで、自己動力型AIとモバイル技術を応用して問題を正確に解決し、優れた実行力で目覚ましい成果をもたらす」と評しました。

▽ソリューションの仕組み

魚は河川にまたがるトンネルを通って泳ぐように誘導され、そこには水中カメラとインテリジェントアルゴリズムを活用したゲートが設置されています。

Fish are directed through the tunnel in the river
Fish are directed through the tunnel in the river

このアルゴリズムはさまざまな魚種を識別し、例えば、カラフトマスのオスの特徴的な背中の隆起やメスの尾鰭(おびれ)の斑点を認識します。識別精度が99%を超えるこのシステムは、外来種を選別して貯蔵タンクに取り込むためにゲートを閉じたままにするよう指示を出しますが、他の魚に対しては開いて遡上できるようにします。

The automated gate in action
The automated gate in action

隔年周期の中で最も直近のサケの産卵期である2023年6月から9月にかけて、ストレルバ川とコングスフィヨルド川でのパイロットプロジェクトは、6000匹を超すカラフトマスの除去に成功しました。

手作業による方法では、ボランティアが川に立ち、カラフトマスを肉眼で識別し、手で取り除く必要があります。この方法は労力と時間がかかるだけでなく、その過程で多くの魚を誤って傷つけたり、死なせたりすることがあります。これに比べ、自動化されたソリューションは魚に害を及ぼさず、手動の作業負荷が約90%軽減されます。

▽背景

カラフトマスは、1960年代に食料供給を拡大するためにノルウェーの河川に導入されました。しかし、外来種の数は急増し、やがて資源と産卵場所をめぐって天然のタイセイヨウサケと競合し、優位に立つようになりました。その影響により、1980年代以降、在来種の個体数は半減しました。

サケはノルウェーの文化と経済の中心であることから、この問題は引き続き国民的な懸念材料になっています。

このソリューションの成功とノルウェー全土への拡大の可能性は、天然タイセイヨウサケ絶滅の脅威の解決に希望をもたらしました。

GLOMO

GSMA GLOMOアワードイベントは毎年、MWCで開催され「モバイルエコシステムにとどまらない極めて優れたもの」を表彰します。200人の独立した審査員によって決定され、6のカテゴリーで30のアワードが授与されます。ファーウェイは今年のMWCで7つのGLOMOを獲得しました。

▽ファーウェイTECH4ALLについて

TECH4ALLは、ファーウェイの長期的なデジタル包摂イニシアチブであり、行動計画でもあります。革新的な技術とパートナーシップによって実現したTECH4ALLは、デジタル世界においてインクルージョンとサステナビリティーを推進することを目指しています。

詳細については、ファーウェイTECH4ALLのウェブサイトhttps://www.huawei.com/en/tech4allをご覧ください。
X(https://twitter.com/HUAWEI_TECH4ALL)でフォローしてください。

  1. 大規模ガス漏れ3割復旧「お湯が出るのが嬉しい」「顔を洗うのも冷たかった」あす7日までに残りの住宅など訪問し全域での復旧作業を終える計画 山口・宇部市
  2. 【闇バイト強盗事件】捜査のヒントはスマホから出てきた「痕跡」”首謀者”らの「かく乱工作」で捜査難航も「痕跡」をつなぎ合わせ福地紘人容疑者(26)らにたどり着いたか 警視庁
  3. “日本人受賞者は礼儀正しく接しやすい”ノーベル賞の授賞式に向け広がる祝賀ムード 燕尾服など150着もスタンバイ
  4. トランプ大統領「米国での小型車の製造を承認」「いますぐ製造をはじめよう」ガソリン車に電気自動車、ハイブリッド車も認める投稿 日本勢に追い風か
  5. 指定暴力団「住吉会」の小川修会長(72)ら7人を逮捕 死亡した前会長宅に侵入し現金5000万円を盗んだ疑い 犯行は前会長の死亡当日か 千葉県警
  6. 【あす7日(日)の天気】あさ冷え込みも日中は気温上昇『各地の予想最高気温一覧』空気乾燥で火の扱い注意
  7. 猫と『音楽』に関する豆知識5つ  好みやすい曲調や聴かせたときのメリットもご紹介
  8. 犬が『冬になると太ってしまう』原因3つ 肥満になりやすいって本当なの?日頃からできる対策まで
  9. 【 イエモン・吉井和哉 】90年代の自分振り返り「もうあの人じゃないんです」 メンバーとは「絶妙な愛人みたいな関係」
  10. 鹿島アントラーズ、9年ぶり9度目のJ1制覇!レオ セアラ2発で得点王に、鬼木監督「鹿島サイコー!」史上初2クラブ目の栄冠
  1. 「悪いことはしないでねと言ったのに…」闇バイト“指示役”初めて逮捕【news23】
  2. 「痴漢をしただろう、降りろ」と乗客が一喝 電車内で女性の服の中に手を入れ下半身を触った疑い 会社員の男(47)逮捕 JR東海道線 神奈川県警
  3. 上海にスシローオープン 高市総理の台湾有事めぐる発言で日中関係緊張の中も初日から大行列
  4. コメ平均価格“4335円”過去最高値を更新「コメ離れ」で“暴落”の可能性も スーパーでは卸業者から「特売して下さい…」値下がりの兆しも【news23】
  5. 【中川翔子】『美少女戦士セーラームーン』の作者から双子へのプレゼントに興奮「夢よりすごいミラクル!!!」「生きてて良かった、、!」
  6. 【 榎原依那 】 ‟国宝BODY" 2nd写真集は「グラビアにおいての全てが表現できた」30代までにしたいことは「大恋愛」
  7. 【 イエモン・吉井和哉 】90年代の自分振り返り「もうあの人じゃないんです」 メンバーとは「絶妙な愛人みたいな関係」
  8. 【 松村沙友理 】YouTubeチャンネルを新設「自分の人生の記録」「新米妊婦・新米ママとして」 既に安定期「今後もお仕事は続けていきたい」
  9. 指定暴力団「住吉会」の小川修会長(72)ら7人を逮捕 死亡した前会長宅に侵入し現金5000万円を盗んだ疑い 犯行は前会長の死亡当日か 千葉県警
  10. 元世界女王・豊田まみ子(33)が日本代表引退を発表、2月の世界選手権がラスト「最後まで悔いのないように」【パラバド】
  11. 【 XG 】COCONAさん「自分はもっと男性的な存在として生きています」20歳の誕生日に性自認を公表「この運命と、出会えたすべての奇跡に、心から感謝」
  12. 鹿島アントラーズ、9年ぶり9度目のJ1制覇!レオ セアラ2発で得点王に、鬼木監督「鹿島サイコー!」史上初2クラブ目の栄冠