【ロッテ】9回2死満塁、小川が11球粘って同点押し出し 中盤に勝ち越し許すも土壇場で引き分けに

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2024-03-05 19:27
【ロッテ】9回2死満塁、小川が11球粘って同点押し出し 中盤に勝ち越し許すも土壇場で引き分けに

■プロ野球 オープン戦 DeNA2ー2ロッテ(5日、横浜スタジアム)

ロッテは降雨に見舞われた今季初のオープン戦でDeNAに僅差で敗れ、黒星を喫した。2月18日にも練習試合でDeNAと対戦し、7ー5で勝利している。先発の西野勇士(32)は2月27日に行われたソフトバンクとの練習試合に登板し2回2安打1失点で降板。この試合は3回3安打1失点と初回に得点を許した。打線はDeNAを上回る8安打を放ち好機を作るも得点に繋がらず。中盤には勝ち越しを許したが、9回には二死満塁から小川が11球粘り、押し出し四球で同点とし、逆点には届かなかったが引き分けに持ち込んだ。

ロッテ先発・西野は初回、DeNA先頭のドラ1ルーキー・度会隆輝(21)に内野安打で出塁を許すと盗塁を決められ、無死二塁とする。2番起用のオースティン(32)が二ゴロで度会を進塁させると、3番・佐野恵太(29)に先制となる適時二塁打を左中間へ運ばれ、1点を失った。

続く2回の攻撃で直近2試合で5安打と当たっている山口航輝(23)が右前安打で飛び出すと大貫の暴投の間に二塁へ。すると6番・中村奨吾(31)が適時打を放ち、すぐさま同点に追いついた。

4回表には今季ロッテからDeNAに移籍した佐々木千隼(29)がマウンドに上がり、三者凡退に抑え込まれる。ロッテはこの回の守りから来日1年目の助っ人右腕・ダイクストラ(33)が登板。走者を背負いながらも得点を与えなかった。

5回、9番・和田康士朗(25)が四球で出塁すると、すかさず盗塁。打線は3巡目に入り、岡大海(32)も四球。小川龍成(25)はバットを上手く合わせ打球をレフトへ。俊足の和田が本塁を狙ったが東妻純平の好返球に阻まれ、勝ち越しならず。

ダイクストラは2イニング目に入ると先頭打者に四球を与え、続く度会には初球を右中間に運ばれ勝ち越しを許した。

追いつきたいロッテは6回にも好機を迎え、途中出場の6番・安田尚憲(24)、7番・佐藤都志也(26)の連続安打で二死一二塁。しかし8番・友杉篤輝(23)が右飛に倒れ、この回も本塁を踏めず。7回からは二俣旭(33)、8回は昨年のドラ1・菊地吏玖(23)が登板し無失点に抑える好投。

投手陣が流れを作ったが8回には3番・上田から始まるクリーンアップ打線もチャンスを作れず無得点に終わった。

最終回、先頭の安田が、この試合2安打目をレフトへ。続く松川虎生(20)も右前安打で繋ぐと藤原恭大(23)も四球を選び二死満塁。絶好のチャンスで打席に入った小川は11球粘り押し出し四球。試合を振り出しに戻した。投手陣も裏の守りは3人で抑え同点のまま試合終了となった。

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