国会では、自民党の派閥の裏金事件を受けて、野党側が引き続き岸田総理の監督責任を追及しています。
【動画】岸田総理、安倍派の“裏金疑惑”「今確認できていない」 国会で監督責任問われ
参議院の予算委員会で野党側は、岸田総理が裏金疑惑をもたれている安倍派幹部らに対し、なぜ率先して事実関係の確認をしないのか問いただしました。
立憲民主党 小西洋之 参院議員
「(安倍派幹部らが)脱税をしているのではないか、そうした疑惑があるわけでございます。なぜ岸田総理は派閥の7幹部に確認をしないのか。派閥の7幹部が怖いからですか」
岸田総理
「党として事実確認の努力を続けていますが、今現在確認できていないと申し上げております」
小西洋之 参院議員
「疑惑解明の先頭に立たないのであれば、自民党の総理総裁、総理を辞めるべきではないか」
岸田総理
「事実を確認し、その上で説明責任を果たし、政治責任を果たし、そして再発防止に努める。これが自民党総裁としての役割であると思います」
また、委員会の中で防衛省の幹部は、自衛官による靖国神社への集団参拝をめぐって「自衛官が制服を着用して私的に参拝することに問題はない」としたうえで、「制服を着用していることが『部隊参拝を厳に慎むべき』との通達に違反するものではない」と答弁しました。