秋篠宮ご夫妻は、日本学術振興会などが主催する優れた研究実績を挙げた若手研究者を表彰する授賞式に出席されました。
紀子さまは、能登半島地震の被災地を思い、石川県の伝統工芸の着物に身を包み参加されました。
秋篠宮ご夫妻はきょう午前、東京・港区で行われた「日本学術振興会賞」と「日本学士院学術奨励賞」の授賞式に出席されました。
側近によりますと、紀子さまは能登半島地震の被災地を思い、石川県の伝統工芸「加賀友禅」の淡い黄色の着物を選ばれたということです。
ご夫妻は優れた研究実績を評価された若手研究者25人が「日本学術振興会賞」を授与される様子を見て、一人ひとりに拍手を送られました。
秋篠宮さま
「多くの若い世代の研究者が業績をあげていかれることは、その成果を享受する国民にとっても大変喜ばしいことと申せましょう。今後、日本における学術の発展が、今以上に進んでいくことを願っております」
秋篠宮さまは、このように述べ、若手研究者の活躍に期待を込められました。
授賞式後の記念茶会で、ご夫妻は受賞者と懇談されました。
アフリカで使用されるスワヒリ語について「文学の発展史や社会的機能」に関する研究を行っている大阪大学大学院の小野田風子特任助教に対し、秋篠宮さまは「スワヒリ語の成り立ちはどのようなものだったのですか」と質問されたということです。
紀子さまは小野田特任助教が2歳の子供を持つ母親であることに触れ、「お子様の子育ての方も大変ですけど頑張ってください」と労われたということです。