自民党の世耕前参院幹事長は8日、選挙区内の有権者に高級洋菓子を渡していた疑いがあるとの一部報道をめぐり、「公選法が禁じる寄付には当たらない」と主張しました。
「しんぶん赤旗」日曜版は、世耕氏が地元・和歌山市の会社役員と会食した際、会員しか買うことが出来ない高級洋菓子店のクッキーを渡した疑いがあると報じています。
こうした中、世耕氏は8日、記者団の取材に応じ、クッキーを渡したことについては認めましたが、“会食の費用負担を申し出たところ、会社役員側に固持されたため、せめて一部の負担という思いで渡した”と事情を説明した上で、「公職選挙法が禁じる寄付には当たらないと思っている」と主張しました。
公職選挙法には現職の政治家が選挙区内の有権者に寄付をしてはならないと規定されています。