![池江璃花子、豪州でこんがりパワーUP パリ五輪へ「何が何でも絶対に行きたい」](/assets/out/images/jnn/1044185.jpg)
競泳の池江璃花子(23)が9日、新潟・長岡市で合宿を公開。17日に開幕するパリ五輪代表選考会に向けて「パリに何が何でも絶対に行きたい」と意気込みを語った。
昨年10月からオーストラリアを拠点に練習を行っている池江。この日はその充実ぶりを窺わせるこんがりと日焼けした姿でプールに現れ、レース用水着を着用した本番さながらのメニューで調整を行った。
「強くなりたい、速くなりたい。また世界一を目指したい」という強い思いから、世界トップレベルの選手がいる豪州に身を置くことを決めたという池江。「海外のオープンな環境が自分に合っている。気持ち的にリラックスして取り組めている」とその充実ぶりを語った。現地では数々の有力選手を育てた名匠・マイケル・ボールコーチに師事。2019年2月に白血病が発覚した際にボール氏のもとで練習していたという経緯があり、常に池江のことを気にかけてくれる存在だったという。「ボールができると言ったらできる気がする。いい関係性で、自信を取り戻す手助けをしてくれていると感じる」と話した通り、この日の練習中にも豪州にいるコーチと電話のやり取りをする姿があった。「(コーチの)言っていることはなんとなく分かるが、まだ自分の気持ちを細かく伝える部分は勉強中」と英語も勉強中であることを明かした。
17日には競泳のパリ五輪代表選考会が開幕する。池江は50m自由形、100m自由形、100mバタフライの3種目にエントリーしており、各種目派遣標準記録を突破し、上位2名以内に入れば代表に内定する。白血病による休養を経て20年春にプール復帰を果たした池江は、17日でちょうど4年を迎える。復帰したときから目標に掲げてきたパリ五輪。「何が何でも絶対に行きたい。派遣記録ではなくその上を目指してやってきた。楽しみにしていてください」と決意を口にした。