![吉田正尚、フェンス直撃2塁打 上沢直之は本塁打含む1安打5失点で降板「思ってる感じで投げれなかった」日本人直接対決はお預け](/assets/out/images/jnn/1046371.jpg)
■MLBワールドツアードミニカンリパブリックシリーズ(日本時間11日、ドミニカ共和国サントドミンゴ)
レッドソックスの吉田正尚(30)とレイズの上沢直之(30)がドミニカ共和国で行われたオープン戦に出場した。この試合で吉田と上沢の日本人直接対決とはならなかったが、吉田は5番レフトでスタメン起用。第2打席目ではフェンス直撃の2塁打を記録した。一方、上沢は3番手として5回から登板するも制球に苦しみ、本塁打を含む1安打5失点の悔しい結果となった。
ここまで3試合連続で安打を記録している吉田。第1打席は三ゴロも一塁走者のT.カサス(24)が二塁でフォースアウトの間に吉田は一塁へ。続く6番・R.レフスナイダーのヒットで二塁へ進塁。しかし、リードを大きく取っていたこともあり、相手捕手のF.メヒア(28)からの送球に間に合わず二塁上でタッチアウト。続く第2打席は右越えのフェンス直撃となる2塁打を放つと代走が送られ、途中交代となった。吉田は試合後の取材で「ちょっとボールの下に入りましたけれども、いい角度で上がったかなとは思う」と2打席目のあわやホームランの打球を振り返った。また、昨年のこの時期にはWBCに出場、今年との違いについて聞かれると「実績などはもちろん、日々何か自分でもうまくなるためにやっている、新しいことが出てきたりとかもあるし、そういう意味でもそういうメンタル部分が多く違う」と語った。
5回からマウンドに上がった上沢は先頭・C.ラファエラ(23)にスライダーを投じ、 いきなり本塁打を浴びた。その後は4つの三振を奪うなどの投球を見せるも、2イニング目の6回、制球に苦しみ3四球を出し得点を奪われたところで交代。上沢が貯めたランナーを代わったR.ダルベック(28)が満塁本塁打で返し、5失点となった。上沢はこの日の投球を「自分の中でコントロールしきれなかった部分があっていうか、思ってる感じで投げれなかった」と振り返った。また、「僕的にはちょっと悔しい結果っていうか、納得できる部分は多くないですけど、三振は取れてたってのがいいと思う」と投球内容についても語った。
レイズのK.キャッシュ監督(46)は「今日の上沢は最高の制球とは言えなかったかも知れないが、そういう時もある。私は彼に猶予を与えたいと思うし、まだいろいろなことを学んでいるところだ」と上沢の今後の成長に期待した。