適合するドナーが見つかり、腎臓の移植手術を受けたお父さん。
術後に病室で休んでいると、そこへ病衣を着た娘さんがやって来ました。
実は娘さん、お父さんのために内緒でドナーになって腎臓を提供したのです。
その瞬間全てを悟ったお父さんは、一気に感情が溢れてしまいました。
病室にやって来た娘の姿を見たお父さんは・・
娘のディレイニ(@delayne_i)さんがTikTokに投稿した動画に、お二人が病室で対面した時の様子が収められています。
移植手術を終えたお父さんが待つ病室にやって来たディレイニさん。
この時ディレイニさんは、病衣を着ているうえに点滴スタンドのようなものに繋がれていました。
その姿を見たお父さんは、「嘘だろ・・」と驚きの声を漏らします。
自分に腎臓を提供してくれたドナーが愛する娘だったことを、お父さんは一瞬で悟ったのです。
匿名でドナーになったのには理由が
病室に入って来たディレイニさんの姿を見るなり、最愛の娘がドナーだと悟ったお父さん。
感情が溢れるお父さんのもとへ、ディレイニさんが「大丈夫よ」と声をかけながら近づきます。
お父さんを心配させたくないのでしょう。
実はディレイニさん、お父さんのドナーになりたいと過去に申し出たことがありました。
しかしお父さんは、その申し出を断ります。
それでもお父さんを救いたかったディレイニさんは、コーディネーターに連絡を取り、ドナーの適合性検査を受けました。
そしてドナーとして承認された後、手術までの8ヶ月もの間、自分がドナーであるということをお父さんに隠し続けていたのです。
お父さんに知られたら断られてしまう。
そう思ってディレイニさんは匿名でドナーになることを選んだのでしょう。
愛するお父さんを想うが故のディレイニさんの行動、そして愛する娘を想うが故のお父さんの反応。
お二人の姿に多くの人が心を動かされたようです。
▼TikTokの埋込
@delayne_i watch my dad find out that I was his anonymous kidney donor after keeping it a secret for 8 months grab a tissue! ##fyp##kidneydonor♬ original sound - Delayne
手術費を集めるクラウドファンディングを開始
またディレイニさんは、お父さんの移植手術費(保険が適用されない治療費など)を集めるためにクラウドファンディングを立ち上げました。
動画によると6,000人の方が1ドルずつ寄付すれば、その費用を全額まかなうことができるそうです。
動画は世界中の多くの人の心に刺さり、多くの寄付が寄せられています。