![「われわれは1つのチーム」ロシア大統領選 プーチン氏“過去最高”得票率で通算5選 侵攻への影響は?](/assets/out/images/jnn/1061239.jpg)
ロシア大統領選挙は、プーチン大統領が通算5選を決めました。これからのプーチン政権は何を目指すのでしょうか。
プーチン大統領は勝利宣言の中で国民の団結をアピールしましたが、選挙を通して侵攻に反対する声も浮き彫りになりました。
ロシア プーチン大統領
「われわれは1つのチームだ、投票したすべての国民に感謝する」
中央選挙管理委員会はさきほど、プーチン氏が当選したと認めました。得票率は87%で過去最高となっています。新たな任期は2030年までとなり、プーチン氏が首相時代を含め、30年にわたりロシアを率いることになります。
一方、今回の選挙では、出馬を目指した反戦候補に20万人以上の署名が集まったほか、刑務所で死亡した反体制派指導者ナワリヌイ氏の支持者らが抗議の声をあげる動きもみられました。
きょう(18日)は、ロシアがクリミアを一方的に併合してから10年となり、赤の広場で今夜、記念イベントが催される予定で、プーチン氏の再選とあわせてお祝いムードを演出する可能性もあります。
(Q:再選に欧米側は“茶番だ”などと反発していますが、ウクライナ侵攻への影響は出そうでしょうか?)
プーチン氏は「特別軍事作戦の課題を解決し、軍を強化する」と表明。今回の選挙結果を踏まえ、国民から信任を得たと誇示し、改めて侵攻を継続する姿勢を示しています。
ウクライナとの国境周辺では、ウクライナ側からの越境攻撃も続いていて、今後、双方の攻撃が激化する懸念もあります。侵攻が続く中、世界はこれからもプーチン氏のロシアと向き合うことを求められます。