![【訃報】俳優・坂本長利さん死去 【ドラマ「Dr.コトー診療所」村長役】](/assets/out/images/jnn/1065426.jpg)
俳優の坂本長利さんが、老衰のため入院先の病院で、20日に死去したことがわかりました。94歳でした。
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坂本さんは、1929年10月14日生まれ。
所属先の響和堂によると、92歳までに映画を3本撮り、93歳まで独演劇『土佐源氏』の舞台に立ち続け、精力的に活していたということですが、ひと月ほど前から胸の痛みを訴え、栃木県佐野市の病院へ入院。
きょう3月20日午前2時15分、入院先の病院で息を引き取ったということです。
所属事務所によると、告別式は、3月26日(火)午後1時から栃木県佐野斎場特別ホールにて行われる予定で、通夜は行わないとしています。
また、4月21日(日)午後1時より、東京・羽村市で「しのぶ会」が予定されているということです。
【 坂本長利さん プロフィール 公式サイトより 】
1929年(昭和4年)、島根県出雲市生まれ。
「ぶどうの会」「変身」等の劇団を経て、小劇場運動の先駆けとして活動。
大劇場での商業演劇公演も含め、映画・テレビ・ラジオドラマなど、あらゆるシーンでその演技力と存在感を発揮してきた。
70年近い芸歴の中で、数多くの名だたる俳優と共演し、作家・演出家からも高い評価を得ている。
テレビドラマでは『Dr.コトー診療所』の村長役で親しまれた。
2019年には小林薫主演の人気ドラマ『深夜食堂-Tokyo Stories Season 2-』にゲスト主演。
2013年公開の坪川拓史監督映画『ハーメルン』では、西島秀俊、倍賞千恵子らと共に主演。
代表作である独演劇『土佐源氏』は、1967年の初演以来、半世紀にわたって国内のみならず海外でも絶賛される。
2011年の胃がん手術後も精力的に舞台に立ち続け、呼ばれたら全国どこへでも出掛けて上演する“出前芝居”を展開。
2017年12月に放送された坂本長利のドキュメンタリー番組、NHK Eテレ『ETV特集』は大きな反響を呼んだ。
2018年88歳で上演1200回を突破。
1985年紀伊國屋演劇賞特別賞、2000年旅の文化賞受賞。
2017年ゆすはら未来大使(土佐源氏の故郷・高知県高岡郡梼原町)就任。
【担当:芸能情報ステーション】