![山本由伸、先発デビューは日本人最短の1回KO...立ち上がり悪夢の5失点、わずか9球で先制点許しメジャーの洗礼浴びる【MLB】](/assets/out/images/jnn/1067999.jpg)
■MLB ドジャース - パドレス(21日、韓国・ソウル)
開幕シリーズの2試合目、メジャーデビュー戦に挑んだドジャース・山本由伸(25)は初回からまさかの5失点と苦しい立ち上がりに。さらに2回のマウンドには山本の姿はなく、わずか1イニングで交代となった。
この日は1回43球、被安打4、奪三振2、四死球2、失点5とほろ苦いデビュー戦に。日本人投手デビュー戦で1回での降板は1999年の大家の1回0/3を上回る最速でのKO、さらに5失点は2012年のダルビッシュ、1999年の大家の4失点を上回る日本人投手デビュー戦“最多失点”となった。
1回、1番・X.ボガーツに対して、注目の1球目は97マイル(156キロ)のストレートを投げ込んだがセンター前へ弾き返され、メジャー初被安打を許した。続く2番・F.タティースJr(25)にはフルカウントからスプリットが抜けてデッドボール。
無死一、二塁で3番・J.クローネンワース(30)には2球目、カットボールが甘く入りライト線への2点タイムリースリーベース。わずか9球で2点を先制された。さらに4番・M.マチャド(31)には四球を与え、なかなかコントロールが定まらず。5番・キム ハソン(28)にはセンターへ犠牲フライを許し3点目を奪われた。
6番・J.プロファー(31)からカットボールでメジャー初奪三振を奪って2死を奪うも、7番・L.キャンプサーノ(25)には三塁線を抜けるタイムリーツーベース。立ち直るきっかけをつかめず4失点目、さらに8番・T.ウェイド(29)にはライト前にタイムリーと立ち上がり4本のヒットを浴びて0-5と苦しいマウンドとなった。初回から43球を要し、ベンチに戻るとD.ロバーツ監督(51)が厳しい表情で新通訳のウィル・アイアトン(35)を介し、山本に話していた。
NPBでは3年連続投手四冠王、3年連続沢村賞と日本球界最高投手に成長、そして、メジャーデビュー戦となった。オープン戦では3試合に登板し、9回2/3を投げ被安打15、奪三振14、四死球4、失点9と本来の調子ではなかった。