■第106回全国高校野球選手権 東東京大会・決勝 関東第一8ー5帝京(29日 神宮)
関東第一が8ー5で帝京を破り、春夏連続で5年ぶり9度目の夏の甲子園を決めた。関東第一は4番・高橋徹平(3年)のタイムリーなどで3点を先制するが先発・畠中鉄心(3年)が3回に3ラン本塁打を浴びるなど逆転を許す。4回に同点に追いつくと5回に越後駿祐(2年)の決勝タイムリーツーベースなどで4点を勝ち越した。6回から登板した2番手・坂井遼が4イニングを2安打1失点に抑えた。
関東第一は2回、相手の失策と7番・小島想生(3年)のレフト線にツーベースで1死二・三塁とすると8番・市川歩(3年)の遊ゴロ間で1点を先制。
先発は背番号「10」の左腕・畠中鉄心(3年)は1、2回と走者を出すも後続を抑えた。
すると関東第一は3回、飛田優悟(3年)が右安打、成井聡(3年)のバントが内安打となる。坂本慎太郎(2年)が犠打を決め、1死二・三塁から4番。・高橋徹平(3年)が右中間に2点タイムリーツーベースを飛ばし、3ー0とする。
だが畠中は直後の3回に2死一・二塁から4番・丹羽心吾(3年)にセンターへタイムリー、続く富浜琉心(3年)にレフトスタンドへ3ランを運ばれ、3ー4と逆転された。
だが関東第一は4回に再びヒットと相手失策で1死二・三塁とすると飛田の二ゴロ間で4ー4の同点に追いついた。畠中は4回1死一・三塁のピンチを無失点で切り抜ける。
すると関東第一は5回に坂本の左安打、相手の失策で無死一・三塁から5番・越後駿祐(2年)が右中間にタイムリーツーベースで5ー4と勝ち越す。さらにバッテリーミスで1点、小島のヒットで1死一・三塁から相手・二塁手の野選で1点、畠中のバントが内安打タイムリーとなり、8ー4となった。
関東第一は6回から背番号「1」の右腕・坂井遼(3年)がマウンドへ。坂井は先頭打者にツーベースを打たれ、犠飛を許し8ー5となる。
坂井は7回2死から四球も3ランを放っている富浜を右飛に打ち取る。坂井は8回に先頭打者にヒットを打たれるが後続3人を抑えた。
9回もマウンドへ上がった坂井は1死から四球を出すも後続をきっちりと抑えた。
関東第一は今春のセンバツ大会は1回戦で八戸学院光星(青森)に3ー5で敗れた。夏の甲子園の最高成績は201年・97回大会のベスト4。
【関東第一 甲子園への道】
3回戦 4×ー3 芝 延長10回タイブレーク
4回戦 8ー0 足立新田 7回コールド
5回戦 8ー1 成立学園 7回コールド
準々決勝 8ー4 修徳
準決勝 6ー1 二松学舎大学付
決勝 8ー5 帝京