中学1年生の女子生徒に性的な暴行を加えた罪に問われている元衆院議員の男に検察側は懲役5年を求刑しました。
「日本維新の会」の元衆院議員・椎木保被告(58)は今年8月、東京・歌舞伎町のカラオケ店で中学1年の女子生徒に性的な暴行を加えた罪に問われていて、初公判で起訴内容を認めています。
きょう(24日)の裁判では被告人質問が行われ、椎木被告は動機について「被害者が年齢以上にしっかりしていて、女性としての魅力があり、魔が差した」と説明。また、「58年の人生の中で、あの行動だけは『違う自分』がいたようだった。今でもよくわからないが、責任は自分にある」と話しました。
検察側は「被害者の判断能力が発達途上で未熟なことに乗じて、自らの性的欲望を充足させるために犯行に及んだ」として、椎木被告に懲役5年を求刑しました。
一方の弁護側は「反省の意思を示し、二度としないと約束している」、「被害者と示談が成立していて、被害弁償金も支払い済み」として執行猶予付き判決を求めました。
裁判の最後に椎木被告は、「被害者本人とご両親に心からお詫び申し上げます」と話しました。
判決は来年2月3日に言い渡される予定です。