![中国共産党幹部が北朝鮮の高官と会談、中朝関係の強化に意欲示す](/assets/out/images/jnn/1068109.jpg)
中国共産党最高指導部の王滬寧政治協商会議主席は、北京を訪問中の北朝鮮の金成男国際部長と会談し、両国の関係を強化する考えを示しました。
北朝鮮の朝鮮労働党で外交を統括する金成男国際部長は21日、北京を訪問し、中国共産党序列4位の王滬寧政治協商会議主席と会談しました。
中国国営の中央テレビによりますと、会談で王氏は「習近平総書記と金正恩総書記の指導のもとで、伝統的な友好関係は絶えず固められ、発展した」と述べました。
その上で、「今年は国交樹立75周年、すなわち『中朝友好の年』を迎えることから団結と協力を深め、戦略的意思疎通を強化したい」と関係強化に意欲を示しました。
また、アメリカを念頭に「平和的、安定的な外部環境を共同で作り出したい」とも述べ、朝鮮半島情勢に積極的に関与する方針も示しています。
これに対し、金部長は「中国と朝鮮の新しい歴史の章を開き、各分野での交流と協力を促進する」と応じたということです。
中国と北朝鮮は今年、国交樹立75年を迎えることから政府高官の往来が活発化しています。