![ドジャース15失点で敗れる...1点差迫るも9回ダメ押し3ラン浴びる、大谷翔平は1安打1打点、山本由伸はメジャー初黒星【MLB】](/assets/out/images/jnn/1065498.jpg)
■MLB ドジャース 11-15 パドレス(21日、韓国・ソウル)
ドジャースは両チーム計33安打の乱打戦に敗れ、韓国での開幕シリーズは1勝1敗で終えた。最大7点ビハインドも終盤に1点差に迫ったが、9回に主砲M.マチャド(31)に3ランを浴び突き離された。
2戦連続の「2番・DH」で先発した大谷翔平(29)は5打数1安打1打点で2試合連続安打&打点をマーク。
デビュー戦となった山本由伸(25)は1回43球、被安打4、奪三振2、四死球2、失点5とほろ苦いマウンドとなり、メジャー初黒星を喫した。日本人投手デビュー戦で1回での降板は1999年の大家の1回0/3を上回る最速でのKO、さらにデビュー戦の初回5失点は2012年のダルビッシュ、1999年の大家の4失点を上回る“最多失点”となった。
試合前には水原一平通訳(39)の解雇を受けて、この試合から大谷の隣にはかつてドジャース(2016年~2019年)に在籍していた前田健太(35)の通訳を務め、現在はチームの編成部パフォーマンスオペレーション主任を務めていたウィル・アイアトン(35)がベンチに入った。
大谷は7回の第5打席でパドレス4人目の松井裕樹(28)とメジャー初対戦。NPBでは2打数1安打1打点。注目の1球目は85マイル(137キロ)のスライダー、大谷も渾身のスイングで捉えたが打球はあとひと伸び足らず、ライトフライに打ち取られた。大谷はベンチに戻ると苦笑いを浮かべ、本人も手応えを感じていたようで首を左右に振っていた。
大谷を打ち取った松井だったが続く3番・フリーマンにライト前ヒット、4番・スミスにも詰まりながらもセンター前へ運ばれタイムリーでメジャー初失点。9対12と3点差、昨季105打点の5番・マンシーはストレートでファーストファールフライ。グラブを叩いて喜びを見せた。
ここまで打ち取られた打席は全て外角低めの変化球、パドレスの各投手に徹底して同じコースを攻められた大谷、11対12と1点差に迫った8回、2死二塁、第6打席。パドレス6人目、阪神では2020年、2021年と2年連続最多セーブを獲得したR.スアレス(33)と対戦。一打同点の場面で1球目、90マイル(145キロ)のシンカーを打っていったがここでもタイミングが合わずにファーストゴロ。チャンスで大谷の一本が出なかった。
ドジャースは16安打で11点を奪うも投手陣が15失点と投手陣が崩壊、開幕連勝とはいかなかった。