■テニス・マイアミオープン男子シングルス1回戦(日本時間22日、アメリカ・フロリダ州)
男子テニスの元世界ランキング4位・錦織圭(34、ユニクロ)が、左膝の故障から昨年7月以来のツアー復帰を果たした。世界40位のS.オフナー(27、オーストリア)に3-6、4-6で敗れ、8か月ぶりの復帰戦を勝利で飾れなかった。
錦織は第1セット、最初にブレークポイントを握るも、オフナーの力強いサーブで振り切られ、キープされる。続く第2ゲームをブレークされ、3ゲームを連取された錦織は第4ゲームで相手の逆を突くなどでなんとかキープ。その後はお互いキープしあい、3-6で第1セットを奪われる。
錦織のサーブから始まった第2セットはしっかりキープ。第6ゲームまでお互いキープする展開が続いたが第7ゲームでオフナーにブレークされ先行される。第8ゲームは0-30とするとサービスエースを決められラブゲーム。第9ゲームはキープした錦織だったが第10ゲームをオフナ―にキープされ、セットカウント0-2で敗れた。
試合後、現地メディアの取材に応じた錦織は「練習ではリズムよくプレーできていたが、試合では違った。コーナーを狙って打ったボールが、何度か中央付近にいってしまった。厳しい時間帯が長かった」と話している。
錦織は、2022年1月に左股関節の手術を受け、昨年6月に下部ツアーで大会復帰。しかし同7月にアトランタ・オープンで膝を痛め再び休養し、今大会は主催者推薦で出場した。