![英・キャサリン妃 がんを公表 “公務は控え治療に専念する” ロンドン市民から回復祈る声](/assets/out/images/jnn/1070861.jpg)
イギリスのウィリアム皇太子の妻・キャサリン妃(42)が、がんと診断され、治療を受けていると公表しました。詳しい病状は明らかにしていませんが、当面は治療に専念するとしています。
イギリス キャサリン妃
「(腹部の)手術は成功しました。ただ、手術後の検査で、がんが見つかりました。医療チームから化学療法を受けるよう助言があり、現在、治療の初期段階です」
キャサリン妃は22日、ビデオメッセージを公開し、がんの治療を受けていると明らかにしました。部位や進行の程度など詳しい病状は明らかにしていません。1月に腹部の手術を受けた際は「がんではない」とされていましたが、その後の検査で発覚したということです。
イギリス王室によりますと、先月下旬から化学療法を受けていて、現在は治療の初期段階にあるということです。
キャサリン妃は公表までに時間がかかった理由について「子どもたちに適切に説明し、安心させることが最も重要だった」としています。
イギリス キャサリン妃
「私は大丈夫です。心も体も治療に集中することで、日々強くなっています」
キャサリン妃の病状をめぐっては手術を受けて以降、公の場に姿を見せないことなどから様々な憶測を呼び、入院していた病院で職員が診療記録に不正にアクセスした疑いも報じられています。
ロンドン市民からは回復を祈る声が聞かれました。
ロンドン市民
「とてもショックでした。大きな手術を受けたとは思っていましたが、がんになるにはまだ若いのに。順調な回復を願っています」
「悲しいです。特に、国王もがんと診断されていますし。悲劇が積み重なったようです」
イギリスメディアによりますと、同様にがんを公表し、治療を続けているチャールズ国王は、「キャサリン妃の勇気ある発言をとても誇りに思う」とし、ヘンリー王子夫妻は声明で「キャサリン妃とその家族の健康と回復を願っている」と述べました。
また、スナク首相は「イギリス国民を代表して、迅速な全快を願う」とのコメントを発表しています。
イギリス キャサリン妃
「どんな形であれ、この病気に直面している皆さん、どうか希望を失わないでください。あなたはひとりではないのですから」
キャサリン妃は回復するまで公務は控え、治療に専念するということです。