全国の民間企業で働く障害者が去年6月時点で110万7000人と推計されて初めて100万人を超え、過去最多となったことが、厚生労働省の調査で分かりました。
厚生労働省の「障害者雇用実態調査」では去年6月、全国のおよそ9400の民間の事業所を対象に働いている障害者の人数などを調査し、およそ6400の事業所から回答を得ました。
その結果、全国の民間企業で働く障害者は推計で110万7000人でした。5年前の前回の調査と比べて25万6000人増えて、初めて100万人を超えて過去最多となりました。
厚労省は、増加の背景について「今年4月に民間企業の法定雇用率が2.3%から2.5%に引き上げられるため、企業の採用意欲が向上していると考えられる」としています。