イギリスのオックスフォード英語辞典に「カツ」や「オコノミヤキ」など、23の日本語が新たに加わりました。
オックスフォード英語辞典は、オックスフォード大学出版局が発行する世界最大級の英語辞典で、過去から現在まで英語圏で使われている言葉を幅広く掲載しています。
3月の改訂で新たに「katsu(カツ)」や「okonomiyaki(お好み焼き)」「donburi(丼)」など、23の日本語由来の言葉が電子版の辞典に加わりました。
このほかにも「karaage(唐揚げ)」「yakiniku(焼き肉)」「onigiri(おにぎり)」など、半数以上が食べ物や料理に関する言葉となっています。
イギリスでは近年、日本の食文化への関心が高まっていて、なかでもチキンカツを使った「カツカレー」はスーパーマーケットやパブで提供されるほど人気となっています。
このほかにも、日本のアニメや映画人気を背景とした「isekai(異世界)」や「tokusatsu(特撮)」といった言葉に加え、伝統工芸の分野からも陶器の修繕技法「kintsugi(金継ぎ)」や生地の染色技法「shibori(絞り)」も追加され、日本への関心の高さが反映されています。