■MLB パドレス-ジャイアンツ(日本時間29日、ペトコ・パーク)
パドレスのダルビッシュ有投手(37)が本拠地開幕戦に先発登板。今季2度目の登板は5回0/3(78球)を投げ、5安打7奪三振1四球の1失点でマウンドを降りた。
日米通算200勝にあと4勝と迫っていたダルビッシュ。打線が5回に逆転に成功し2-1し勝利投手の権利を得て降板したが、7回に同点に追いつかれ今季初勝利はお預けとなった。
ドジャースとパドレス以外の28球団は今季初戦を迎え、この日から本格的にシーズンが幕を開けた。
ダルビッシュの1回は、先頭から2者連続に仕留めるなど3者凡退。2回も4番・チャプマン、5番・ヤストレムスキーを連続の見逃し三振に抑えると、続く打者を三ゴロに抑え完璧な立ち上がり。
だが3回は先頭に二塁打を許してピンチを招くと、1死二塁でタイムリーを浴びジャイアンツに先制点を献上。後続は一直、中飛に打ち取る。
4回もクリーンナップを相手に連打を許し無死一・二塁のピンチ。だがここからヤストレムスキーをスプリットで空振り三振、続く打者の鋭い打球を自らグラブで弾いて一塁へ送球し2アウト。最後は3回に二塁打を打たれたコンフォートを空振り三振で切り抜けた。
5回は先頭を空振り三振、続く打者は中飛でテンポよく2アウト。1番・李にメジャー初ヒットを許したが盗塁死でチェンジ。
1点ビハインドの打線は直後の5回、プロファーのタイムリーで同点とすると、無死満塁でウェードの一ゴロ間に2点目を奪い逆転。6回もマウンドに上がったダルビッシュは、先頭にこの日初の四球を与えたところでマウンドを降りた。2番手のコスグローブはクリーンナップを3人で抑え、1点リードを死守。
ダルビッシュは20日の韓国でのドジャース戦では、2年ぶり4度目の開幕投手を務め、3回2/3(72球)を投げて2安打1失点(自責0)で勝ち負けはつかず。