中国の国家安全省は、外資系コンサルティング会社によるスパイ行為を描いたとする動画を公開し、外国機関によるスパイ行為への警戒と通報を呼びかけました。
中国の国家安全省が29日までに公開したのは、およそ6分間の動画で、実際の事例を基にしたとしています。
外国機関が外資系のコンサルティング会社を装って、中国企業に調査を行い、企業の担当者から機密情報を入手しようとする様子が描かれています。
国家安全省は「情報を蓄積して総合的に分析すれば、わが国の経済運営や国防、軍事などの重要な状況を反映することができ、一度流出すれば、国家の安全を深刻な危険にさらすことになる」と警告。「海外の調査やコンサルティング会社は普通に見えても商業機密を盗み、中国が優位にある産業を抑え込もうとする」として、不審な行動は通報するよう国民に呼びかけています。