いまも全貌が見えない、大谷選手の元通訳・水原氏による違法賭博疑惑。連の疑惑の調べを進めるIRS=内国歳入庁の元幹部は「捜査には数年かかる可能性がある」と指摘。一方、ロサンゼルスの地元紙は、記者の問いかけに対し大谷選手が「捜査中なので何も言えません」と答えたとしています。
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違法賭博疑惑の水原一平氏捜査に「数年かかる可能性」
いまも全貌が見えない、大谷選手の元通訳・水原一平氏による違法賭博疑惑。
大谷選手の口座からは、違法賭博の元締め側に少なくとも450万ドル、日本円で約6億8000万円が送金されたといいますが、現地メディアによりますと、水原氏には、ギャンブルによる借金がまだ残っているとみられることが新たに分かりました。
一連の疑惑の調べを進めるIRS=内国歳入庁の元幹部は、「捜査には数年かかる可能性がある」と指摘します。
IRS(内国歳入庁) ドン・フォート元捜査官
「被害額がとても大きく、詐欺としても大規模なものです。カネの動きを調べるのに数年かかるかもしれない」
当局は、振り込みなどに関する事実関係を確認したうえで、水原氏本人からの事情聴取も視野に入れているとみられます。
IRS(内国歳入庁) ドン・フォート元捜査官
「水原氏には弁護士がついている可能性が高い。しかし、当局は本人から事情を聞きたい と考えているでしょう」
一方、ロサンゼルス・タイムズは28日、ドジャースを担当する記者のコラムを掲載。
その中で、記者が大谷選手に対して、「水原氏がどうやって銀行口座にアクセスしたのか」「何百万ドルもの送金が、どうやって気づかれずに行われたのか」などと問うと、大谷選手が「捜査中なので何も言えません」と答えたとしています。