世界最高峰のアイスショー『スターズ・オン・アイス』大阪公演が30日、東和薬品RACTABドームで開催された。アイスショーは、前週の世界フィギュア選手権(カナダ・モントリオール)で56年ぶりの3連覇を成し遂げた世界女王・坂本花織(23)や、男子フリースケーティングで世界歴代最高得点を叩き出した“4回転の神”ことイリア・マリニン(19)をはじめ、世界選手権の金メダリストが全員集結する豪華公演となった。
【写真を見る】「いっぱい友達が来てる(笑)」フィギュア世界女王・坂本花織が凱旋公演!金メダリスト・マリニンは目標語る
前半演目と後半演目の間の休憩時間に行われたスペシャルトークショーでは、坂本とマリニンが登壇(今回のスターズ・オン・アイスは、全公演それぞれの休憩中にスケーターが回替わりで出演する特別企画が組み込まれている)。
坂本は大阪公演について、「楽しみにしていたこととしては、大阪は地元・神戸から近いので、(今回の公演に)いっぱい友達が来ていることです!(笑)」と、会場の観客席に手を振りながら、凱旋公演の喜びを露わにした。この日は今季のショートプログラム「Baby、 God Bless You」を披露し、代名詞とも言えるダイナミックなダブルアクセルを跳ぶなど、会場のファンを沸かせる滑りを見せた。
一方、今回が2度目の「スターズ・オン・アイス」出演となったマリニンは、「現役選手も沢山出演していて、沢山の人とスケートで共演できることを嬉しく思っているし、モチベーションにつながる。来られて良かったと思います」とアイスショー出演への想いを語るほか、「パフォーマンスにもっと感情を乗せられるようにしたい。お客さんに自分の感情を乗せた演技を届けたい」と、今後の目標についても答えてくれた。エキシビション曲「I feel Good」を披露し、この日クワッドアクセルは出なかったが、表現力を生かしたスケーティングで世界王者ならではの存在感を見せた。
そして、全てのスケーターが勢揃いするエンディング終了後(エンディングパフォーマンス終了後~出演者退場までの時間)にスマートフォンでの撮影が可能となったこともあり、観客席のファンは最後まで興奮冷めぬまま、思い出の記録を撮りながらスケーターらの退場を見守った。
■大阪公演
3月31日:東和薬品RACTABドーム
■横浜公演
4月5日~7日:横浜アリーナ