![110mH日本記録保持者の村竹ラシッドがJAL入社式に出席 五輪、世界陸上東京で「決勝進出、メダル獲得を目標に」](/assets/out/images/jnn/1087141.jpg)
昨年の9月に男子110mハードルで日本タイ記録をマークした村竹ラシッド(22)が1日、JALグループの入社式に参加した。ブランドカラーを意識しネクタイは赤を選択。アスリート社員として登壇し「社会人として競技する以上、今まで以上に気を引き締めて競技に向き合っていけたら」と挨拶した。
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羽田空港にあるJALの格納庫で行われた入社式には、新入社員約2600人が参加。JAL所属で、昨年の世界陸上ブダペスト大会の女子やり投げ金メダリスト北口榛花(26)や、ドジャースの大谷翔平(29)が「どんな時も前向きに明るく元気な未来を目指して頑張りましょう」などとビデオメッセージでコメントを寄せた。
入社式を終え「自分の競技がより一層評価されるような世界になると思うので、今まで以上に気をひきしめて競技に取り組みたいと思いますし、せっかく皆さんと一緒に入社できた縁もあるので僕の活躍が届くように精一杯頑張りたい」と話した村竹。「パリ五輪と東京世界陸上と2年続けてビッグイベントがあるのでまずはどちらとも出場を決めることと決勝進出、メダル獲得を目標にして練習に日々取り組んでいきたい」と決意を述べた。
村竹はすでにパリ五輪の参加標準記録を突破しており、6月の日本選手権で優勝すれば、パリ五輪の代表に内定する。今季初戦は「(4月の)織田記念か、決まれば中国のDL(ダイヤモンドリーグ)で考えている」。日本人初のオリンピック決勝の舞台を目指し、ここから新たな世界へと羽ばたいていく。
アスリート社員として、村竹とともにパラ陸上、走幅跳・短距離の湯口英理菜も入社。「JALグループの社員の皆様はじめ、多くの方々から声援をいただけるようなアスリートになるためにより一層努力をして参りたい」と抱負を述べた。
■村竹ラシッド
2002年2月6日、22歳 千葉県出身。松戸国際高~順天堂大~JAL
小さい頃は水泳やサッカーをやっていたが、小学校5年生で陸上を始める。中学1年時にハードルを教えてもらったことをきっかけに「これかも」とハードルに専念することを決めた。高校3年時にはインターハイ、国体、U20日本選手権を制覇。大学3年時の2022年に世界陸上オレゴン大会に出場。